2007 syllabus

授業概要

　『伊勢物語』を精読する。『伊勢物語』の「みやび」とは何か、という問い、あるいは『源氏物語』をはじめ後代の作品への影響等の問題を、具体的に個々の章段を読み進めながら考えたい。適宜影印本のプリントも配布する予定である。

課題・評価

　各自の発表、質疑応答、及び後期末のレポートなどにより評価する。

テキスト

　神野藤昭夫・関根賢司編『新編　伊勢物語』（おうふう）

参考文献

　教室で指示する。

受講生への要望

　充分に調査した上での報告と共に、受講生全員の質疑応答、討議への積極的な参加が望まれる。なお、この科目の受講希望者は事前に研究室で所定の手続きを済ませること。

授業計画

１．諸本の検討、『伊勢物語』の概観。報告者割当。
２．三段階成立説、作者の問題など。
３．研究史概観。
４．割当に従っての研究発表。質疑応答。