2007 syllabus

コード	DB41-01
系列	系列：日本史
授業科目	日本中世史Ⅰ
副題
副専攻	D1

担当者	小原　仁
単位	4
期・曜時	通年　水4
対象学年	2･3･4年
特記事項

授業概要

　日本古代・中世仏教史の問題を浄土教および浄土信仰の視角から考える。前期は源信および『往生要集』を中心に、後期は浄土教の鎌倉時代における教理的展開と信仰の諸相について考える。

課題・評価

　平常の受講態度と学年末の試験により総合的に評価する。

テキスト

　適宜プリントを配布する。

参考文献

　速水侑『源信』（吉川弘文館）、小原仁『源信』（ミネルヴァ書房）、『往生要集』（川崎庸之訳、中央公論社）その他

受講生への要望

　千年ほども昔の仏法の世界に関心のある学生ならだれでも歓迎。

授業計画

【前期】

　１、浄土教の基礎知識
　　　所依の経典、浄土の仏菩薩
　２、奈良～平安初期の浄土教
　　　南都の浄土教、天台の浄土教、民間の浄土教
　３、源信の浄土教
　　　源信の伝記、比叡山僧侶の学問、『往生要集』、
　　　日宋仏教交流、横川の宗教活動、源信の伝説

【後期】

　１、浄土の教学
　　　専修念仏と諸行往生
　２、浄土信仰と人生
　　　遁世の系譜と諸相
　３、浄土を欣求した人々
　　　道長と法成寺、さまざまな往生者

■BACK　■検索システムへ　 ■TOPへ