2007 syllabus

コード	DF11-01
系列	系列：西洋史
授業科目	古代ローマ史
副題	（ローマ帝国とキリスト教）
副専攻	D3

担当者	島　創平
単位	4
期・曜時	通年　火3
対象学年	1(B)･2･3･4年
特記事項

授業概要

　ローマ社会における初期キリスト教の具体像について、前期は成立期のキリスト教の歴史的背景としての初期ローマ帝国の歴史について、後期はキリスト教と当時の社会の社会観、倫理道徳観等の比較を通じて、キリスト教の見方が当時の社会一般の見方とどう異なっていたか（或いは共通していたか）、という問題について、考えていきたい。

課題・評価

　出席状況と前・後期試験

テキスト

　授業時にプリント資料配付

参考文献

　島　創平『初期キリスト教とローマ社会』新教出版社、2001年．
　松本宣郎『ガリラヤからローマへ－地中海世界をかえたキリスト教徒』山川出版社、1994年．

受講生への要望

　まじめに出席してください。

授業計画

　以下のようなテーマについて検討したい。
Ⅰ．前期：歴史的背景と通説の再検討
　ⅰ初期キリスト教の宗教的背景
　　　‐ヘレニズム諸宗教の特質と傾向
　ⅱ初期キリスト教の歴史的背景‐ローマ元首政の特質
　ⅲ「暴君ネロ」の再検討
　ⅳキリスト教徒迫害と皇帝礼拝の再検討
Ⅱ．後期：キリスト教と社会
　ⅰキリスト教と奴隷制
　ⅱキリスト教と性倫理
　ⅲキリスト教と女性
　ⅳキリスト教とローマ帝国支配
　ⅴキリスト教と諸宗教
　各テーマに約２～３回の講義を当てたい。またテーマの変更や順序の入れ替えもあり得る。

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