2007 syllabus

コード	HA51-01
系列	系列：哲学・思想史
授業科目	日本倫理思想史Ⅰ
副題	（日本人と信仰（１））
副専攻	H1

担当者	長野　美香
単位	2
期・曜時	前期　木3
対象学年	1(B)･2･3･4年
特記事項

授業概要

　いまとはまったく違う時代の思想など、21世紀の現代人には無縁であると思うかもしれないが、それは大きな間違いである。この講義では、日本列島に生きた先人が何を信じ、どのように生き、何を求めたかを探る。私たちが伝統をいかに無自覚に継承しているか、また逆に、先人の大事な知恵をいかに忘れ果てているか、ともに考えたい。

課題・評価

　授業中に課する小レポート、および前期末のレポート。

テキスト

　必要に応じて配布。

参考文献

　和辻哲郎『日本倫理思想史』岩波書店1952年／『相良亨著作集』ぺりかん社 1922年／佐藤正英『日本倫理思想史』東京大学出版会 2003年　その他、授業中に紹介する。

受講生への要望

　日本倫理思想史２（後期）も併せての受講が望ましい。

授業計画

講義形式。
１．神
(1)古代人の他界観
(2)神話における神々
～『古事記』『日本書紀』『日本霊異記』『風土記』他
２．仏
(1)仏教伝来～初期の仏教
(2)仏教受容の諸相～『日本霊異記』他
(3)神仏習合
(4)山の信仰
(5)平安時代の信仰～浄土思想、御霊信仰他
(6)平安浄土思想～『往生要集』
(7)日本的無常観～『方丈記』『徒然草』他
(8)鎌倉新仏教～『歎異抄』他

■BACK　■検索システムへ　 ■TOPへ