コード JC45-01
系列 系列:教育学・初等教育学
授業科目 教育社会学概論2
副題
副専攻 J1・K1・K2
担当者 永田 佳之
単位 2
期・曜時 後期 水2
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 「子どもには幸せになってほしい」・・・こうした想いを多くの大人が抱く。ましてや「わが子」となると、想いはなおさら強くなるのが自然である。しかし、幸福が教育の目的として語られることは決して多くない。そこには教育と社会との多義的な関係性が介在している。この授業では、こうした関係性に対して最近の教育問題を手がかりにアプローチする。また現実問題の理解ばかりでなく、問題を越えたオルタナティブの可能性についても具体的な事例を紹介しながら受講生と共に考えてみたい。
課題・評価
 授業への参画(コンスタントな出席と積極的な参加)及び試験をもって判定する。
テキスト
 永田佳之ほか『持続可能な教育社会をつくる』(せせらぎ出版、2006年)
 上記の他、講義にてプリント配布
参考文献
 吉田敦彦『ホリスティック教育論』(日本評論社、1999年)
受講生への要望
 授業では多様なトピックを扱うが、それぞれ関連性をもたせるので、授業へのコンスタントかつ積極的な参画が求められる。
授業計画
1.オリエンテーション
2.データを読み解く①(「世界幸福度指標」から)
3.学校の社会的機能~学校に行く(行かない)という意味
4.データを読み解く②(オルタナティブな〈学び舎〉調査から)
5.子どもが命を縮めるとき、絶つとき
6.〈いのち〉をはぐくむ教育とは~教育とケアについて
7.データを読み解く③(国際学習到達度調査から)
8.「学力問題」の問題性
9.メリトクラシーとハイパーメリトクラシー
10.「生きる力」って何だろう?(学力の多様性)
11.ホリスティックな教育の理論と課題
12.教育と幸福(サブシステンス志向へ)

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