コード LG23-01
系列 系列:心理学
授業科目 臨床心理学特講5
副題 (認知行動療法を用いた治療の実際)
副専攻 L1
担当者 原田 誠一
単位 2
期・曜時 後期 水4
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 近年、認知行動療法が精神療法の代表的な存在として広く認められるようになっている。本授業では、認知行動療法の理論的な背景や基本的な治療技法を解説する。さらに、認知行動療法を用いた各種精神障害の治療の実際を、症例を通して具体的に紹介する。
課題・評価
テキスト
 授業で用いるスライドの内容を資料として配布する。加えて、授業担当者(原田)が書いた認知行動療法の入門的な文章も配布する予定である。
参考文献
 山上敏子「行動療法」(岩崎学術出版社)、井上和臣「認知療法への招待」(金芳堂)、丹野義彦「エビデンス臨床心理学」(東京大学出版)
受講生への要望
 認知行動療法の基本的な内容の理解を深めるとともに、認知行動療法を実際に活用している臨床現場の息吹を感じていただけたらと思っています。
授業計画
1.各種精神療法の中で、特に認知行動療法が注目を集めて、精神療法の代表的な存在と認められるようになった理由を述べる。
2.認知行動療法の理論的な背景と基本的な治療技法を解説する。
3.気分障害(うつ病など)、不安障害(強迫性障害、パニック障害、社会不安障害など)の治療において認知行動療法を実施する方法を、症例を通して具体的に紹介する。
4.近年、認知行動療法の適応を統合失調症や人格障害に拡大する研究が進められている。統合失調症や境界性人格障害で認知行動療法の進める方法を述べ、実際に認知行動療法を行った症例を紹介する。

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