コード WA31-01
系列 人間科学専攻(博士前期課程)
授業科目 心理統計法特論
副題 (実践的なデータ解析の手法を学ぶ)
副専攻
担当者 高橋 雅延
単位 2
期・曜時 前期 木5
対象学年 院生のみ
特記事項

授業概要
 この授業では、心理統計法の数学的な理解ではなく、実際のデータ収集時や分析時に役に立つデータ解析の実践的手法を身につけることに加え、論文内での統計の用い方の注意点について、テキストを読みながら学ぶ。
課題・評価
 発表(内容および発表技法を評価)70%、質疑応答・討論とコメント(論理性、明確性などを評価)30%
テキスト
 (前半)岩淵千明(編)(1997).あなたもできるデータの処理と解析 福村出版/(後半)J・メルツォフ(著) 中澤潤(監訳)(2005).クリティカルシンキング 研究論文篇 北大路書房
参考文献
 大村平 (2002). 統計のはなし〔改訂版〕 日科技連出版社/ 大村平 (1985). 多変量解析のはなし-複雑さから本質を探る 日科技連出版社
受講生への要望
 この授業は、心理学で卒業論文を書いたことのある学生を対象としている。授業開始までに、可能な限り、テキストと上記の参考文献を読んで統計学の基礎を復習しておくこと。
授業計画
 授業は2冊のテキストの各章の分担発表をもとにした質疑応答、討論が中心となる。以下に、おおよその授業計画を示した(詳細は、授業第1回目のオリエンテーションで明示するので、必ず出席すること)。
(1)オリエンテーション(レジュメの作成法、発表方法、評価の方法、オフィスアワー、テキスト発表の割り振りなど)
<前半のテキストの分担発表>
(2)データとデータ処理ー数値データおよびデータ処理(統計)の基本的な考え方と概念
(3)データを集めるーデータ収集の方法
(4)データをまとめるーデータの特徴を把握する
(5)データを処理するⅠー統計的推計と統計的検定
(6)データを処理するⅡー多変量解析
<後半のテキストの分担発表>
(7)クリティカルな読み方/研究上の問いと仮説
(8)研究方略と変数/サンプル
(9)交絡変数とその統制/研究デザインと内的妥当性への脅威
(10)基準と基準測度
(11)データ分析,考察,結論
(12)研究の倫理
(13)授業のまとめ

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