2008 syllabus

コード	CB31-01
系列	系列：日本文学
授業科目	古典文学研究Ⅰ
副題	（東歌を読み直す）
副専攻	C1

担当者	品田　悦一
単位	2
期・曜時	前期　火4
対象学年	2・3・4年
特記事項

授業概要

　『万葉集』の東歌を読み直す。東歌は過去百年あまり、防人歌とともに『万葉集』の全階級的布陣の例証と見なされ、国民歌集としての万葉像を支えてきた。読みの更新を通じて認識を抜本的に変更する。

課題・評価

　成績評価は定期試験と１～２回の小レポートによって行なう予定。受講生の人数が少ない場合は定期試験ではなく、レポートを課するかもしれない。

テキスト

　伊藤博校注『万葉集　上・下』（角川文庫）

参考文献

　随時紹介する。

受講生への要望

　テキストは毎回必携のこと。また、配付資料がかなり多くなる予定なので、専用のファイルが必須である。

授業計画

１、前近代における東歌・防人歌の享受。
２、近代における東歌・防人歌の発見。
３、「民謡」概念の導入と東歌民謡説。
４、東歌非民謡説の登場と挫折。
５、在地創作歌説と民謡的集団歌謡説。
６、定型短歌の歴史性と東歌との連関。
７、東歌の地名表現の意味するもの。
８、東歌とは何か。『万葉集』はなぜ東歌を必要としたか。

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