コード HA43-01
系列 系列:哲学・思想史
授業科目 西洋古代・中世哲学史Ⅰ
副題 (言論スタイルの多様性と思考の創造性)
副専攻 H1
担当者 納富 信留
単位 2
期・曜時 後期 火4
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

授業概要
 古代ギリシア・ローマでは、哲学がさまざまな言論スタイルの実験として展開された。韻文・散文・書物・対話篇・講義・書簡・弁論・伝記といった多様なスタイルを個々の哲学者・作品に即して検討し、そこに古代哲学史の流れと「哲学」そのものの可能性を見る
課題・評価
 授業の出席・議論参加、及び、学期末のレポート提出
テキスト
 基本的にコピーを用いるが、必要なテキストがあれば授業時に指示する
参考文献
 納富信留『プラトン』(NHK出版)、『ソフィストとは誰か?』(人文書院)、『哲学者の誕生』(ちくま新書)
受講生への要望
 ギリシア哲学に馴染みのない者は、事前にプラトンの対話篇(『ゴルギアス』『メノン』あたり)などを読んでおくことが望ましい:質問があればメールでの問い合わせに応じる(notomi@z8.keio.jp)
授業計画
初回:授業の進め方、参考文献の説明、問題の概論
第2回:詩の伝統(クセノファネス、パルメニデス)
第3回:散文の開発(アナクシマンドロス、アナクサゴラス、ゼノン)
第4回:詩の伝統再び(エンペドクレス、ルクレティウス)
第5回:書き言葉(ヘラクレイトス、アルキダマス)
第6回:書かない哲学者たち(ディオゲネス、ソクラテス、ピュロン)
第7回:対話篇(ソクラテス文学とプラトン)
第8回:弁論(ゴルギアス、イソクラテス)
第9回:講義録(アリストテレス)
第10回:書簡(イソクラテス、エピクロス、パウロ、セネカ)
第11回:伝記・学説誌・学統誌(ディオゲネス・ラエルティオス)
第12回:その後の展開(注釈等)、まとめ

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