コード LB31-01
系列 系列:心理学
授業科目 心理学史
副題 (心理学の理論と方法論の変遷を学ぶ)
副専攻 L1
担当者 高橋 雅延
単位 2
期・曜時 後期 水1
対象学年 2・3・4年
特記事項

授業概要
 この授業では、教員の講義により心理学の新たな動向(神経心理学、進化心理学、社会構築主義)を学んだ後、テキストを分担して発表することで、心理学の誕生から現在に至るまでの心理学史の体系的な理解を目指す。発表では、教員のガイダンスのもと、毎時間、発表担当者によるレジュメを使った発表に続いて、全員で質疑応答、討論を行う。受講生は、毎時間、事前に指定された文献(英文を含む)を読み、授業のまとめとコメントを提出しなければならない。
課題・評価
 発表(内容および発表技法を評価)50%、質疑応答・討論30%、コメント(論理性、明確性などを評価)20%
テキスト
 梅本堯夫・大山正 (1994). 心理学史への招待-現代心理学の背景- サイエンス社
参考文献
 サトウタツヤ・高砂美樹 (2003). 流れを読む心理学史ー世界と日本の心理学 有斐閣/Goodwin, C. J. (2004). A history of modern psychology. (2nd ed.) Wiley.
受講生への要望
 (1)授業の開始までに、可能な限り、テキストを入手し、できれば参考文献とあわせて通読しておくこと。(2)多量の英文を短時間で読める能力を磨いておくこと。
授業計画
 発表者は、テキスト以外に、指定された大量の文献(英文を含む)を事前に読むことで情報を付加して発表し、それをもとにした全員の質疑応答、討論を中心に授業が行われる。毎時間の終わりには、各自の理解度を把握するための授業のまとめとコメントの提出を求める。以下に、おおよその授業計画を示した(詳細は、授業第1回目のオリエンテーションで明示するので、必ず出席すること)。
<教員の講義>
(1)オリエンテーション(授業の進め方、評価の方法、オフィスアワー、テキスト発表の割り振り、レジュメの作成法、発表方法、授業用ブログの利用法、文献の紹介など)/心理学の起源と現在のアカデミズムの状況
(2)神経心理学
(3)進化心理学
(4)社会構築主義
<テキストの分担発表>
(5)近世哲学と心理学/感覚・知覚研究
(6)精神物理学/脳研究
(7)反応時間研究/実験心理学の独立-ヴント
(8)記憶研究の源流-エビングハウス/進化論と動物心理学
(9)発達心理学/個人差と個性の研究
(10)精神分析学と臨床心理学/ゲシュタルト心理学
(11)行動主義・新行動主義/認知心理学
(12)社会心理学/日本の心理学
(13)授業のまとめ

Copyrights 2008 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ