コード LE31-01
系列 系列:心理学
授業科目 認知心理学特講7
副題 (自伝的記憶と感情)
副専攻 L1
担当者 高橋 雅延
単位 2
期・曜時 後期 木4
対象学年 3・4年
特記事項

授業概要
 この授業では、教員の講義に引き続いて、テキストを分担して発表することで、自伝的記憶(自己に関する過去の出来事の記憶)と感情の関係についての知見を学ぶ。発表では、教員のガイダンスのもと、毎時間、発表担当者によるレジュメを使った発表に続いて、全員で質疑応答、討論を行う。受講生は、毎時間、事前に指定された文献(英文を含む)を読み、毎回、授業のまとめとコメントを提出しなければならない。
課題・評価
 発表(内容および発表技法を評価)50%、質疑応答・討論30%、コメント(論理性、明確性などを評価)20%
テキスト
 ダニエル・L・シャクター(著) 春日井昌子(訳) (2004). なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか-記憶と脳の7つの謎 日本経済新聞社(日経ビジネス人文庫)
参考文献
 Bluck, S. (2003). Autobiographical memory: Exploring its functions in everyday life, a special issue of memory (Autobiographical memory). Psychology Press./Reisberg, D., & Hertel, P. (Eds.) (2004). Memory and emotion. Oxford University Press.
受講生への要望
 (1)授業の開始までに、可能な限り、テキストを入手し、できれば参考文献とあわせて通読しておくこと。(2)多量の英文を短時間で読める能力を磨いておくこと。
授業計画
 発表者は、テキスト以外に、指定された大量の文献(英文を含む)を事前に読むことで情報を付加して発表し、それをもとにした全員の質疑応答、討論を中心に授業が行われる。毎時間の終わりには、各自の理解度を把握するための授業のまとめとコメントの提出を求める。以下に、おおよその授業計画を示した(詳細は、授業第1回目のオリエンテーションで明示するので、必ず出席すること)。
(1)オリエンテーション(授業の進め方、評価の方法、オフィスアワー、テキスト発表の割り振り、レジュメの作成法、発表方法、授業用ブログの利用法、文献の紹介など)
<教員の講義>
(2)A classification of memory and anterograde amnesia
(3)Theories of forgetting and retrograde amnesia
(4)Post-traumatic stress disorder and memory disorder
(5)Repressed memory and recovered memory
(6)False memories and source monitoring
<テキストの分担発表>
(7)Transience
(8)Absent-mindedness
(9)Blocking
(10)Misattribution
(11)Suggestibility
(12)Bias
(13)Persistence
(14)Summary

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