コード WD73-01
系列 人間科学専攻(博士前期課程)
授業科目 学習心理学特論Ⅱ
副題 (神経科学から臨床心理学について考える)
副専攻
担当者 高橋 雅延
単位 2
期・曜時 後期 木1
対象学年 院生のみ
特記事項

学習目標
 急速に発展している神経科学の基礎的知見と、精神分析学に代表される臨床心理学のさまざまな概念との関係について学ぶことによって、新しい動向である神経精神分析学の考え方を身につけることを目標とする。
授業概要
 教員の懇切丁寧なガイダンスのもと、2冊のテキストを分担してレジュメを使った発表を行い、全員で質疑応答、討論を行う。
テキスト
 ①岡野憲一郎 (2006).脳科学と心の臨床-心理療法家・カウンセラーのために- 岩崎学術出版社/②マーク・ソームズ&オリヴァー・ターンブル(著)平尾和之(訳)(2007). 脳と心的世界 星和書店
参考文献・課題図書
 クリスティーヌ・テンプル(著)朝倉哲彦(訳)(1997). 脳のしくみとはたらき-神経心理学からさぐる脳と心 講談社/エルコノン・ゴールドバーグ(著)江尻由起子(訳)(2007). 脳を支配する前頭葉-人間らしさをもたらす脳の中枢 講談社 
受講生への要望
 脳科学に関して何も知識がなくても理解できるように、上記の2冊のような参考文献を多数紹介するので、脳科学と臨床心理学の関係に興味のある院生なら誰でも歓迎する。
評価方法
 発表(内容および発表技法を評価)70%、質疑応答・討論とコメント(論理性、明確性などを評価)30%
授業計画
1.オリエンテーション(発表者の割り振りなど)
2.テキスト①の発表1(イントロダクション)
3. 〃2(脳という小宇宙/左脳と右脳/前頭葉)
4. 〃3(扁桃核,青斑核/海馬/小脳)
5.テキスト②の発表1(基本的概念への導入)
6. 〃2(精神と脳)
7. 〃3(意識と無意識)
8. 〃4(情動と動機づけ)
9. 〃5(記憶と幻想)
10. 〃6(夢と幻覚)
11. 〃7(遺伝と環境-その精神発達におよぼす影響)
12. 〃8(言葉ともの-大脳半球の左右差)
13. 〃9(自己と「おしゃべり療法」の神経生物学)
14. 〃10(これから、そして神経-精神分析学)
15.授業のまとめ
自由記述欄

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