コード YB23-01
系列 人間科学専攻(博士後期課程)
授業科目 発達心理学特殊研究Ⅱ
副題 (ジェンダー研究)
副専攻
担当者 内藤 和美
単位 2
期・曜時 後期 月1
対象学年 院生のみ
特記事項

学習目標
 ジェンダー研究の視点と知識を各人の研究遂行に活かすことを目的とし、①戦後日本社会のジェンダー構造とそれが生み出してきた諸現象と、ジェンダー構造を変革して目指されている社会像とそこに向かう方途等について、各人の研究に活かすに足る詳細な知識を獲得する、②ジェンダー研究視点に立つことと、学術的価値を認められることとの間に立ち現れる課題を整理し、両者をともに放棄しない研究のあり方を具体的に考えられるようになることを学習到達目標とする。
授業概要
 ジェンダーの視点・枠組みに立ち、かつ高い透明性と学術的価値を認められる研究の産生は実は容易でない。ジェンダー視点は、既存の(確立された)学術研究のあり方の相対化・批判を含むからである。講義では、あくまでジェンダーの視点・枠組みを備えることと、学術的価値を認められることとの間に立ち現れる課題を整理し、両者をともに放棄しない研究のあり方を追求する。ジェンダー研究とその基本概念の確認と、研究論文の紹介で構成する。
テキスト
 使用しない。プリントによる(プリント保存用のファイルを用意してください)。
参考文献・課題図書
 参考文献として、単行本として出版された、ジェンダー研究の学位論文を授業の中で紹介する。
受講生への要望
 学習成果が各自の論文作成に生かされることを期待します。
評価方法
 レポート課題の出席点を加味して評価する。
授業計画
1.ジェンダー概念、ジェンダー研究と女性学
2.戦後日本社会のジェンダー構造(1)
3.戦後日本社会のジェンダー構造(2)
4.戦後日本社会のジェンダー構造(3)
5.女性に対する暴力(1)
6.女性に対する暴力(2)
7.こどもへの暴力(1)
8.こどもへの暴力(2)
9.ケアと女性
10.性別について公正な社会の形成(1)
11.性別について公正な社会の形成(2)
12.被害当事者と調査研究
13.ジェンダー研究の論文紹介(1)
14.ジェンダー研究の論文紹介(2)
15.まとめ
自由記述欄

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