コード CA14-01
系列 系列:日本文学
授業科目 近代文学の世界
副題 (小説を読むための着眼点)
副専攻 C1
担当者 大塚 美保
単位 2
期・曜時 前期 水3
対象学年 1(A)・2年
特記事項

学習目標
 小説を読み解くための様々な着眼点を学ぶ。また、その応用実践を通じて、文学作品を読むプロセスがいかにエキサイティングか体験する。高等学校までの国語とは異なる、大学ならではの文学の扱い方を経験し、大学における学びの第一歩とする。
授業概要
 「小説を読むのは苦手」「中学・高校の国語で学んだけれど、ぴんと来なかった」という人のための講義。どんな点に目をつけたら小説を読み解く手がかりが得られ、自らの力で読み開いて行けるか、様々な着眼点を提案する。例に取るのは日本の近代から現代までの小説。夏目漱石から江國香織までを含む。
テキスト
 特に指定せず、プリントを配布。
参考文献・課題図書
 授業中に紹介。
受講生への要望
 予習は特に必要ないが、講義で紹介した小説のうち興味を持ったものは、後でぜひ全文を読んでほしい。
評価方法
 期末筆記試験、出席、提出物(授業内小レポート等)による。
授業計画
1.ガイダンス
2.着眼点1:ストーリーとプロット
3.着眼点2:小説は「作られる」
4.着眼点3:登場人物の命名(特徴的な名前、平凡な名前、他)
5.      同上 (漢字書きと仮名書き、イニシアル、他)
6.着眼点4:舞台設定・時と場所(時の設定とそのはたらき)
7.      同上 (場所の設定とそのはたらき)
8.      同上 (実践編:場所の設定を読み解く)
9.着眼点5:コノテーション(コノテーションとは何か)
10.      同上 (実践編:コノテーションを読み解く)
11.着眼点6:視点の選択(小説ではなぜ視点が重要か)
12.      同上 (G・ジュネットによる分類)
13.      同上 (G・ジュネットによる分類のつづき)
14.      同上 (実践編:視点に注目して読み解く)
15.全体のまとめ
自由記述欄

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