コード CB76-01
系列 系列:日本文学
授業科目 近代文学研究Ⅵ
副題 (1930年代の文学)
副専攻 C1
担当者 曾根 博義
単位 2
期・曜時 後期 金2
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
 1920~30年代の転換期を中心に日本の近代文学の歴史と問題点を学ぶ。
授業概要
 プロレタリア文学とモダニズム文学の最盛期から転向と「文芸復興」を経て「冬の時代」に入り、本格的な戦争期を迎える昭和10年前後のこの時代は、文学的には必ずしも衰退期ではなく、明治以降の近代文学の未曾有の収穫期であり、変革期であった。現代に及ぶこの時代の文学の諸問題を年代を追いながら考える。
テキスト
 大久保典夫他編『現代日本文学史』笠間書院
参考文献・課題図書
 授業中に紹介する。
受講生への要望
 作品や作家について勉強することだけが文学の研究ではない。文学以外のことにも旺盛な好奇心と執拗な探究心を持ってほしい。
評価方法
 筆記試験ないしレポート(70%)、出席状況(30%)。
授業計画
1.ガイダンス
2.芸術の革命と革命の芸術
3.都市と文学
4.詩と散文の革新
5.同人雑誌の全盛時代
6.新興芸術派
7.文学と無意識
8.新心理主義
9.マルクスvsフロイト
10.「文芸復興」現象
11.「文芸復興」の意味
12.転向文学
13.文学・昭和10年前後1 芥川賞・直木賞の創設
14.文学・昭和10年前後2 「純粋小説論」とその問題点
15.まとめ
自由記述欄

Copyrights 2009 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ