コード DD55-01
系列 系列:東洋史
授業科目 イスラム社会史入門
副題 (イスラームと国際商業)
副専攻 D2
担当者 家島 彦一
単位 2
期・曜時 前期 水2
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

学習目標
 イスラーム教の聖典クルアーン(コーラン)を読み解くことによって、イスラームが持つ広域に拡大していく思想・制度・社会システムを理解し、現代につながるイスラーム世界をとらえる新たな視点を学ぶ。
授業概要
 講義形式でおこなわれる。授業のなかでその都度、関連する参考文献を紹介するので、各自が積極的に読み、知識を深めていただきたい。必要におうじて、スライドとビデオを使うことも考えている。
テキスト
 講義資料はその都度配布するので、教科書は必要としない。
参考文献・課題図書
 『コーラン』井筒俊彦訳(岩波文庫:青813-1//2/3)『イスラーム世界の成立と国際商業』家島彦一、岩波書店(1991)『イブン・バットゥータの世界大旅行』家島彦一、平凡社新書(2003)
受講生への要望
 イスラームの歴史を正しく理解し、また新聞・雑誌・ニュースなどから現在の中東情勢を常に知っておいて欲しい。
評価方法
 前期試験(1回)、出席と受講態度を統合して判断します。
授業計画
1.イスラームとは
2.イスラーム以前のアラビア半島
3.ムハンマド時代のメッカ社会
4.神聖言語としてのアラビア語の普及と情報革命
5.イスラーム都市=ウンマ(イスラーム共同体)を実現する場
6.都市を支えた制度(ワクフ)と法行政
7.海・陸をつなぐ交通ネットワーク(1)
8.海・陸をつなぐ交通ネットワーク(2)
9.「巡礼(ハッジ)は商売なり」
10.「知識を求めて中国まで」
11.国際商業を支えた諸制度(1)イスラーム法
12.国際商業を支えた諸制度(2)金融制度
13.国際舞台で活躍する商人像
14.イスラーム後進性の原因は何か?
15.前期試験
自由記述欄

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