コード DF42-01
系列 系列:西洋史
授業科目 ヨーロッパ近代史Ⅱ
副題 (フランス近世社会史)
副専攻 A2・D3
担当者 長谷川 まゆ帆
単位 4
期・曜時 通年 火4
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
 フランス近世期(16~18世紀)の社会を、政治や宗教、経済の変動と人々の生活経験の両面からとらえ、19世紀へと続く家族やジェンダーの再編の過程を考える。
授業概要
 フランス近世期に準備された諸制度や文化・思想は、日本の明治以降の近代化に少なからぬ影響を及ぼしてきた。また現在においても関わりを失ってはいない。今年度の授業では16~18世紀の歴史を概観し、とくに家族やジェンダーのあり方がこの時期にどのように変化し再編されつつあったかを具体的にみていく。また履修者とともにこの時期の社会史に関係する短い資/史料や研究論文等を読み、この時代の社会と文化、社会史研究の成果に馴染むことをめざす。講読に用いるテキストは後半の授業の最初に紹介し、必要に応じて配布する。
テキスト
 年度前半のテキストとして
・長谷川まゆ帆『女と男と子どもの近代』
   世界史リブレット89(山川出版社、2007年)

年度後半のテキストとして
・長谷川まゆ帆『お産椅子への旅――ものと身体の歴史人類学』)岩波書店、2004年)
・谷川稔/渡辺和行『近代フランスの歴史』(ミネルヴァ書房、 2006年)
参考文献・課題図書
・二宮宏之『マルク・ブロックを読む』(岩波書店、2005年)
・浅野素女『フランス家族事情』(岩波書店、1995年)
・中島さおり『パリの女は生んでいる』(ポプラ社、2008年)
受講生への要望
 自分で本やテキストを読み、積極的に授業に関わること。宿題、課題に応じること。欠席の場合はメールで連絡すること。
評価方法
 授業への参加と課題の提出
授業計画
1.年度全体のガイダンス
2.フランス史研究と女性史、家族史の現在①
3.フランス史研究と女性史、家族史の現在②
4.フランス史研究と女性史、家族史の現在③
5.現代のフランス社会と家族、結婚、出産①
6.現代のフランス社会と家族、結婚、出産②
7.グーテンベルク以降の表象世界①
8.グーテンベルク以降の表象世界②
9.生きられた空間①
10.生きられた空間②
11.識字率の向上と性差①
12.識字率の向上と性差②
13.親密性の変容と政治空間の再編①
14.親密性の変容と政治空間の再編②
15.19世紀以降への言及と前半のまとめ
16.年度後半の授業についてのガイダンス
17.社会史関連の史料の概観および次回以降のテキストの紹介。
18.テキスト講読 
19.テキスト講読
20.テキスト講読
21.テキスト講読
22.テキスト講読
23.テキスト講読
24.テキスト講読
25.テキスト講読
26.テキスト講読
27.テキスト講読
28.テキスト講読
29.テキスト講読
30.まとめ
自由記述欄

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