コード EB15-01
系列 系列:人間関係
授業科目 社会心理学特講5
副題 (法と裁判の社会心理学)
副専攻 E1
担当者 黒澤 香
単位 2
期・曜時 前期 集中
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
 社会心理学の立場から、法や裁判の現状および問題点について、これまでに行われた実証的研究を概観します。より良い制度を目指し、得られた知見から何が言えるのかを勉強します。これから必要な研究についても議論します。
授業概要
 以下のようなテーマを順に講義します。犯罪事実と事件性、捜査心理学、ポリグラフ検査、人物の同一性、筆跡鑑定、DNA鑑定、目撃証言、取調べと調書、自白・虚偽自白、裁判の心理学、刑事責任と事実認定、心証形成、意思決定と判断、裁判の仕組み、裁判員制度、刑罰、法と心理学
テキスト
 用いません。パワーポイントの文字情報を提供します。インターネットにおきますので、各自で参照してください。
参考文献・課題図書
 菅原・サトウ・黒沢編著「法と心理学のフロンティア」 Ⅰ巻(理論・制度編)、Ⅱ巻(犯罪・生活編) 北大路書房
受講生への要望
 私たち全員が、この授業で扱う社会現象・心理現象の当事者・関係者であり、傍観者であることはできません。より良い社会を求めて私たちは何をすべきか考えてください。
評価方法
 出席および授業内容への感想・コメントを25%、試験の成績を75%として、厳正に評価します。
授業計画
1.序論、犯罪と非行、心理学と応用
2.犯罪心理学と、法と心理学、被害者学
3.犯罪事実と事件性、冤罪
4.検視と法医学、捜査心理学
5.ポリグラフ検査、「ウソ発見」の問題点
6.人物の同一性、筆跡鑑定とDNA鑑定
7.目撃証言
8.取調べと調書
9.自白
10.虚偽自白
11.責任と事実認定、裁判の心理学
12.心証形成、意思決定と判断、責任帰属
13.裁判の仕組み、裁判員制度
14.刑罰と、刑罰による司法制度、その批判
15.法と心理学のまとめ、試験
自由記述欄

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