コード EE45-01
系列 系列:人間関係
授業科目 若者の社会学
副題 (若者をめぐるアジア社会の比較社会学)
副専攻 A3・E1
担当者 久木元 真吾
単位 2
期・曜時 前期 火4
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
 近隣アジアの諸社会、およびそこに生きる若者たちの状況について、社会的な背景も学びながら知識と理解を深める。あわせて、そのことを通じて、日本社会に生きる若者たちの状況についても新しい視点で考えられるようになることをめざす。
授業概要
 この講義では、日本にとって身近な社会である(はずの)近隣アジアの諸社会について学ぶことを通じて、現代社会が直面する問題を考える。特に、広い意味での「若者」を切り口に選び、近隣アジアの諸社会において、若者たちがどのような問題を抱えているのか、そういった問題はそれぞれの社会においてどのような意味を持つのかなどの点について、具体的に考えていくことを主眼とする。
 主な検討対象となるのは、台湾(中華民国)の社会、およびそこに生きる若者である。学歴社会・就業と起業・晩婚化・兵役などのトピックを取り上げ、その社会的背景にもふれながら、若者たちがどのような問題に直面しているのか、その問題にどのように取り組み、どのようにしてそれを解決しようとしているのかについて学ぶ。可能であれば、台湾以外のアジアの諸社会における若者の状況についても取り上げたい。
 他の社会に生きる若者たちの状況を学ぶことは、日本社会において若者が置かれている状況の特徴について、よりよく理解することにつながる。講義を受け、自ら思考を深めていく中で、日本社会に生きる若者たちの状況についても、新しい視点で考えられるようになることを、この授業の最終目標とする。
テキスト
 特になし。
参考文献・課題図書
 必要に応じて指示・紹介する。
受講生への要望
 出席重視。遅刻不可。毎回、自分の意見を文章にまとめるよう求める。積極的に物事を考える意思がない人・文章をあまり書きたくない人には向かないので注意すること。その他、履修上の注意点の詳細は初回の講義で説明する。
評価方法
 原則的にリアクションペーパーを毎回の授業で課し、学期末に試験を行う予定。両者を総合して評価する。
授業計画
1.イントロダクション
2.アジアの諸社会:概観
3.台湾の歴史と社会:基本的知識(1)
4.台湾の歴史と社会:基本的知識(2)
5.台湾編:若者と兵役
6.台湾編:学歴社会と就職・起業
7.台湾編:結婚と女性のライフスタイル
8.台湾編:国境を越えること
9.日本編:「若者」の戦後史(1)
10.日本編:「若者」の戦後史(2)
11.その他の社会編(1)
12.その他の社会編(2)
13.アジアでのポピュラー文化の越境と展開
14.その他の社会編(3)
15.総括
自由記述欄

Copyrights 2009 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ