コード GG36-01
系列 系列:国際文化領域(国際文化系)
授業科目 ドイツの社会と文化(2)
副題 (世紀末ウィーンとハプスブルク神話)
副専攻 G1
担当者 桂 元嗣
単位 2
期・曜時 後期 木2
対象学年 1(A)・2・3・4年
特記事項

学習目標
 芸術作品を鑑賞しつつ、特定の文化の背景にある社会のしくみや問題点を読み取ることができるようになる。オーストリアの成り立ちをフランス革命以後のナショナリズムの観点から理解できるようになる。
授業概要
 本講義では、ウィーン世紀末文化を生み出した多民族国家、ハプスブルク帝国の歴史に焦点を当てる。同時代の他の国家との比較や、民族ごとの異なる視点、オーストリア人の複雑な自国意識を明らかにしつつ、中欧という概念の現在における意義を探る。
テキスト
 授業内で適宜プリントを配布する。テキストは日本語のものを使用する。
参考文献・課題図書
 授業中に指示する。
受講生への要望
 同じドイツ語を話す国、ドイツとオーストリアはいかなる点で異なるのでしょうか?授業を通じて考えてみてください。授業への積極的な参加を望みます。
評価方法
 出席状況や定期試験などを総合的に評価する。
授業計画
1.ハプスブルク帝国=調和のとれた多民族国家?
2.歴史(1)フランスと比較 マリー・アントワネット
3.歴史(2)ドイツと比較 大ドイツと小ドイツ
4.歴史(3)イギリスと比較 エリザベートと英国女王
5.周縁の視点(1)チェコにおける言語政策
6.周縁の視点(2)チェコのドイツ語作家 カフカ
7.周縁の視点(3)ハプスブルク帝国におけるユダヤ人
8.周縁の視点(4)イタリア・トリエステの繁栄と没落
9.自国感情(1)皇帝フランツ・ヨーゼフと国家像
10.自国感情(2)「昨日の世界」への郷愁 J・ロート
11.自国感情(3)ハプスブルク神話と歴史の克服
12.中欧とは?(1)中欧という概念の成立過程
13.中欧とは?(2)クーデンホーフ=カレルギーとEU
14.後期のまとめ
15.後期期末試験
自由記述欄

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