コード HB11-01
系列 系列:哲学・思想史
授業科目 哲学演習Ⅰ
副題 (1.必然・運命・偶然・自由意志・邂逅について(昨年の演習のテーマの深化)
2.合理的人間に潜む非合理的側面)
副専攻 H1
担当者 米澤 克夫
単位 4
期・曜時 通年 火3
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
 哲学の基本的問題に関して、基礎的な教養を与え、哲学的思考力を高めることを目的とする。関連して、英語の哲学的文献を読む能力を高める。
授業概要
 自分の担当した部分に関するレジメを作り、それをもとに報告し、他の参加者と質疑応答するという演習形式で行う。一部英語の文献購読を行う。
テキスト
 中島義道『後悔と自責と哲学』(河出書房新社)
 その他はコピーを用意する。
参考文献・課題図書
 適宜紹介する。
受講生への要望
 明快な内容を持ちながらも、抽象的な文章を含んだ文献の読解にも耐えられえる、知的好奇心の強い人、また英語の文献に物怖じしない学生に参加してもらいたい。
評価方法
 全体的に演習への貢献度と小レポートによって成績をつける。
授業計画
1.I.演習全体の構想の説明
2.II.中島義道『後悔と自責と哲学』A後悔1ー意図的行為に対する後悔(1)
3.1ー意図的行為に対する後悔(2)
4.2-非意図的行為に対する後悔(1)
5.2-非意図的行為に対する後悔(2)
6.3ー後悔と偶然(1)
7.3ー後悔と偶然(2)
8.4-後悔と運命(後悔と偶然(2))
9.B-自責5-苦しみあえいでいる人に対する自責(1)
10.5-苦しみあえいでいる人に対する自責(1)
11.5-苦しみあえいでいる人に対する自責(2)
12.III.九鬼周造「偶然性の諸相」(1)
13.九鬼周造「偶然性の諸相」(2)
14.九鬼周造「偶然性の諸相」(3)
15.九鬼周造「偶然性の諸相」(4)
16.IV.檜垣立哉「賭けることの論理 九鬼とドゥルーズ」(『賭博/偶然の哲学』)(1)
17.檜垣立哉「賭けることの論理 九鬼とドゥルーズ」(2)
18.檜垣立哉「賭けることの論理 九鬼とドゥルーズ」(3)
19.檜垣立哉「賭けることの論理 九鬼とドゥルーズ」(4)
20.V.合理性と非合理性ーアクラシア、自己欺瞞、自己犠牲
21.Donald Davidson,Paradoxes of Irrationality(1)
22.Donald Davidson,Paradoxes of Irrationality(2)
23.Donald Davidson,Paradoxes of Irrationality(3)
24.Donald Davidson,Paradoxes of Irrationality(4)
25.サルトルの自己欺瞞論
26.妄想論
27.VI.時間論ー過去・現在・未来ー(1)
28.時間論ー過去・現在・未来ー(2)
29.時間論ー過去・現在・未来ー(3)
30.まとめ
自由記述欄

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