コード HD11-01
系列 系列:キリスト教学
授業科目 キリスト教学概論
副題 (キリスト教思想研究入門)
副専攻 H1
担当者 加藤 和哉
単位 4
期・曜時 通年 水2
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
 西洋中世キリスト教思想の全体像を理解する。また、翻訳で原典に触れ、その世界に親しむ。
授業概要
 本学のキリスト教学は、大きく分けて聖書学研究、キリスト教思想研究、キリスト教文化研究の三つを内容とする。本授業では、講義形式で、キリスト教学全体への見通しもつけながら、キリスト教思想研究の基本事項を扱う。また、日本語で読める原典を随時紹介しする。
 なお、授業計画はあくまで目安であり、実際の進度は、受講者数、受講者の能力、意欲、内容検討や議論の展開、さらに関連文献の追跡の広がりなどに応じて、変化することは言うまでもない。
テキスト
 中川純男責任編集『哲学の歴史』第3巻(神との対話)、中央公論新社、2008年。(初版は誤りが多いので、再版を用いること)
参考文献・課題図書
 上智大学中性思想研究所編訳・監修『中世思想原典集成』全20巻。その他の参考文献は、随時紹介します。
受講生への要望
 講義は、上記テクストを参照しながら、目次だてに沿って行われます。購入しない場合でも、図書館等で利用し、常に参照してください。
評価方法
 前期終了時と後期終了時にそれぞれ筆記試験を実施して評価します。
授業計画
1.授業紹介。キリスト教学とは何か。
2.キリスト教思想研究の課題と方法。
3.古代のキリスト教思想(1)アレクサンドリアの神学。
4.古代のキリスト教思想(2)アウグスティヌス(1)
5.古代のキリスト教思想(3)アウグスティヌス(2)
6.古代のキリスト教思想(4)アウグスティヌス(3)
7.古代のキリスト教思想(5)古代末期の思想(1)。
8.古代のキリスト教思想(6)古代末期の思想(2)。
9.中世のキリスト教思想(1)アンセルムス
10.中世のキリスト教思想(2)ビザンティンの神学・哲学
11.中世のキリスト教思想(3)十二世紀の神学・哲学(1)
12.中世のキリスト教思想(4)十二世紀の神学・哲学(2)
13.中世のキリスト教思想(5)修道院の神学
14.中世のキリスト教思想(6)古典イスラームの哲学
15.前期試験
16.「スコラ学」(1)スコラとアリストテレス
17.「スコラ学」(2)トマス・アクィナス(1)
18.「スコラ学」(3)トマス・アクィナス(2)
19.「スコラ学」(4)トマス・アクィナス(3)
20.「スコラ学」(5)トマス・アクィナス(4)
21.「スコラ学」(6)ボナベントゥラ
22.「スコラ学」(7)ラテン・アヴェロエス主義
23.「スコラ学」(8)ガンのヘンリクス
24.「スコラ学」(9)ドゥンス・スコトゥス
25.「スコラ学」(10)オッカム
26.「スコラ学」(11)エックハルト
27.「スコラ学」(12)クザーヌス
28.近代以降のキリスト教思想について
29.中世思想の研究状況
30.後期試験
自由記述欄
 キリスト教思想は、信仰というきわめて個人的に体験され、共同体的に継承された神秘的なできごとを、理性によって考え抜き、公共的な言語で表現しようとする壮大な人間精神のチャレンジのドラマです。キリスト教に関心を持つ人だけでなく、ヨーロッパ世界を根本から理解したい人、宗教と合理性の問題に関心を持つ人、など広く受講を勧めます。

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