コード AN14-01
系列 系列:キリスト教学Ⅱ
授業科目 キリスト教学Ⅱ-4
副題 (日本人とキリスト教との出会い)
副専攻
担当者 山崎 渾子
単位 4
期・曜時 通年 火4
対象学年 3・4年
特記事項

学習目標
 さまざまな形でキリスト教に出会った日本人が、どのように価値観・人生観・世界観に関る体験をし、文化的宗教的触発を生んでいったのかを学ぶ。
授業概要
 日本文化史や宗教史の中に見られるキリスト教との関りを、各時間ごとに人物や事柄などに焦点を置きながら取りあげ研究する。その際、宣教師報告書や使節団・留学生関係書類を史料として使う。キリシタン史が中心となる。
テキスト
 プリントによる史料を提供する。
参考文献・課題図書
 必要に応じて授業中、適宜に紹介したい
受講生への要望
 講義内容の背景として、高校日本史や世界史程度の知識を必要とするときがあるので、教科書などを参考にしてほしい。リアクションペーパーなどを利用して、感想・質問・意見をお聞かせください。
評価方法
 夏期休暇中の課題レポートや、出席、リアクションペーパーへの参加などを考慮して評価する。
授業計画
1.出席者を確認。日程、課題。
  「日本文化とキリスト教」概要
2.日本文化について①:多神教と一神教、七福神について
3.日本文化について②:シルクロードと玉虫厨子
4.日本文化について③:南蛮ファッションと東西文化の出会い
5.ザビエル
6.ロレンソと琵琶法師
7.アルメイダ
8.キリシタン版テキスト①:イソップ物語、平家物語、太平記
9.キリシタン版テキスト②:日葡辞書、羅葡日辞書
10.キリシタンとリベラルアーツ教育とボランティア活動
11.帰って来た天正少年使節たち
12.女性とキリシタンの教え:秘蹟「まちりもうにょ」ガラシャ夫人など
13.大友宗麟、大村純忠の死と伴天連追放令
14.神になった信長・秀吉・家康
15.小西行長と文禄・慶長の役「壬辰・丁酉倭乱」、おたあジュリア
16.高山右近と千利休
17.ペトロ岐部
18.支倉六右エ門慶長遣欧使節と「はポンさん」
19.キリシタン思想と神道・仏教・儒教
20.『ゴメスの講義要綱』科学: 「ほうき星が現れた!」
21.貸本屋でよく読まれた「排耶書」-邪宗門観
22.『契利斯督記』と殉教
23.潜伏キリシタンの祈りと聖歌
24.漂流民とキリスト教
25.新井白石とシドチ
26.開国とキリスト教  信仰の復活と浦上四番崩れ
27.信仰の自由の問題:岩倉使節団を例に
28.明治初年の唱歌、西洋音楽
29.日本とクリスマス
30.永井博士と平和・原爆
自由記述欄
さまざまな形でキリスト教に出会った日本人が、どのように価値観・人生観・世界観に関る体験をし、文化的宗教的触発を生んでいったのかを学ぶ。このために日本文化史や宗教史の中に見られるキリスト教との関りを、各時間ごとに人物や事柄などに焦点を置きながら取りあげ、研究する。その際、宣教師報告書や使節団・留学生関係書類を史料として使う。キリシタン史が中心となる。

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