コード AN24-01
系列 系列:キリスト教学Ⅱ
授業科目 キリスト教学Ⅱ-14
副題 (新約聖書の福音書)
副専攻
担当者 三浦 望
単位 4
期・曜時 通年 月3
対象学年 3・4年
特記事項 ※HD13「新約聖書学」と同一

学習目標
●新約聖書 福音書の基本的な構成や内容の理解を目指す
●各福音書が書かれた歴史的・文化的背景を把握する
●各福音書の神学的特徴やキリスト論の違いなどを比較する
●新約聖書の物語に親しみ、自分の体験と織り併せて考察する
授業概要
 本講においては、キリスト教の基盤である新約聖書について概観する。特に、四つの福音書を中心とする新約聖書文書とその世界に焦点をあてる。新約聖書文書の成立過程を歴史的・社会的背景を踏まえながら考察し、各文書の根本構造と神学的関心を理解することを目指す。前期においては、『マルコ福音書』と『マタイ福音書』を、後期においては、『ルカ福音書』(時間が許せば、『使徒言行録』も)と『ヨハネ福音書』を取り扱う。
テキスト
 『聖書 新共同訳』 日本聖書協会 
 聖書は、上記以外のものでも構わないが、毎回必携。また、授業では主に新約聖書を取り扱うのであるが、旧約聖書も必要に応じて使用するため、両方が一緒になった聖書を薦める。
参考文献・課題図書
 大貫隆、山内眞監修『新版 総説 新約聖書』 日本基督教団出版局、2003年
 その他、必要な参考文献は、講義内容に応じて指示する。
受講生への要望
 毎回、必ず聖書を持ってくること。
評価方法
 リアクション・ペーパー、授業への出席状況・参加姿勢、期末レポートによって総合的に評価する。
授業計画
1.紹介および導入: 年間授業計画、参考文献、授業形式、評価方式の説明
2.古代イスラエル史:第二神殿時代のユダヤ教、およびユダヤ教イエス派(=キリスト教)
3.新約聖書文書の成立史:イエス運動とその歴史・社会・文学的背景/正典の成立
4.マルコ福音書①
5.マルコ福音書②
6.マルコ福音書③
7.マルコ福音書④
8.マルコ福音書⑤
9.(調整日)/ディスカッション
10.マタイ福音書①
11.マタイ福音書②
12.マタイ福音書③
13.マタイ福音書④
14.マタイ福音書⑤
15.(調整日)/ディスカッション
16.ルカ福音書①
17.ルカ福音書②
18.ルカ福音書③
19.ルカ福音書④
20.ルカ福音書⑤
21.(調整日)/使徒言行録①
22.使徒言行録②
23.ヨハネ福音書①
24.ヨハネ福音書②
25.ヨハネ福音書③
26.ヨハネ福音書④
27.ヨハネ福音書⑤
28.(調整日)/ディスカッション
29.ヨハネの手紙1
30.(調整日)
自由記述欄
聖書に関する知識は必ずしも前提とはしないが、かなり細かく聖書を読んでいくので、本当に聖書に興味関心がある学生に履修してほしい。

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