コード HA85-01
系列 系列:哲学・思想史
授業科目 哲学・倫理学特講Ⅵ
副題 (フランスにおける時間の概念の受容)
副専攻 A3・H1
担当者 佐藤 紀子
単位 2
期・曜時 後期 水3
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

学習目標
 大学入学資格試験に哲学が課されているフランスでは、多くの哲学参考書が出版されている。そのうちの1冊をもとに、時間の概念について学ぶと同時に、フランスでどのように教えられているのか学ぶ。
授業概要
 毎回配布するレジュメにそって、講義形式でおこなう。時間について哲学者が書いた短いテキスト(日本語)を実際に読み、解説する。5回繰り返したのちに、それぞれを比較する。
テキスト
 希望者にはフランス語テキストを配布する。
参考文献・課題図書
 講義内で紹介する。
受講生への要望
 時間の概念について、初歩から応用まで分かりやすく解説してある参考書を使用する。哲学にはじめて触れる学生にも多く参加してもらいたい。
評価方法
 テストと平常点で評価する。
授業計画
1.時間について考える目的
2.テキスト1.アリストテレス『形而上学』:時間を定義する試み
3.テキスト2.アウグスティヌス『告白』:ないものは定義不可能
4.テキスト3.カント『純粋理性批判』:時間は人間に属する
5.テキスト4.ハイデガー『存在と時間』:死の不安と時間
6.テキスト5.ハイデガー『存在と時間』:死の不安と時間
7.比較
8.テキスト6.レヴィナス『時間と他者』:他者の謎と時間
9.テキスト7.レヴィナス『存在のかなたへ』:倫理と時間
10.テキスト8.ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』:永遠回帰
11.テキスト9.ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』:永遠回帰
12.テキスト10.ベルクソン『時間と自由』:生きられる時間
13.比較
14.上記テキストを使って考察:永遠を願うことはできるのか?
15.テスト
自由記述欄

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