コード HD34-01
系列 系列:キリスト教学
授業科目 キリスト教思想史Ⅱ
副題 (スコラ神学の方法)
副専攻
担当者 加藤 和哉
単位 2
期・曜時 後期 木3
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
 トマス・アクィナスの神学理論の特徴とその歴史的意義について理解を深める。
授業概要
 トマス・アクィナスの神学理論の全体像を歴史的に解明することを目指す。西洋12-3世紀は、キリスト教の神学について方法的反省の意識が高まった時代である。トマスも、修行時代の『命題集注解』から、未完に終わった主著『神学大全』に至るまで、「神学とは何か」「神学の方法は何か」を追求し続けた。
 「神学」とは、トマスにおいて、神という原理的に「理性を超える」存在を「理性的に」探求する試みであり、それは知恵の探求(「愛知」philosophia)の究極でもあったと考えられる。
 トマスの著作をその背景にも触れながら読み解いていく。
テキスト
 扱うテクストの原典はラテン語であるが、授業では、既存の翻訳、ならびに担当教員による翻訳を配布し、それにもとづいて行う。
参考文献・課題図書
①トマス・アクィナス研究入門の必携基本文献
 稲垣良典、『トマス・アクィナス』、講談社学術文庫、1999年
②トマス・アクィナスの哲学・神学の概観を得るために
 中川純男(責任編集)『哲学の歴史』第3巻(神との対話・中世)、中央公論新社、2008年、の第IX章「トマス・アクィナス」
受講生への要望
 キリスト教、中世哲学についての基本事項は把握した上で、授業にのぞんでほしい。
評価方法
 授業内容に関連するレポートによる評価。(レポートは、電子メールで提出を求める。kazkato@u-sacred-heart.ac.jp)
授業計画
1.授業概要。参考文献。
2.トマスの「神学」と「哲学」-従来の研究・評価①
3.トマスの「神学」と「哲学」-従来の研究・評価②
4.『神学大全』の神学理論① 
5.『神学大全』の神学理論②
6.『対異教徒大全』の神学理論①
7.『対異教徒大全』の神学理論②
8.『三位一体論注解』の神学理論①
9.『三位一体論注解』の神学理論②
10.背景① アリストテレス哲学と「神学」-『形而上学』『自然学』をめぐって
11.背景② アリストテレス哲学と「神学」-『倫理学』をめぐって
12.背景③ 12世紀の神学理論 アルベルトゥスとソールズベリのヨハネス
13.背景④ 同時代の神学理論 大アルベルトゥスとボナヴェントゥラ
14.まとめ①
15.まとめ②
自由記述欄
 トマス・アクィナスについての本格的な研究にもとづく講義を行います。

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