コード CB93-01
系列 系列:日本文学
授業科目 古典文学講読Ⅱ
副題 (王朝文化から読み解く『源氏物語』の世界)
副専攻 C1
担当者 相馬 知奈
単位 2
期・曜時 後期 木4
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
 王朝時代の様々な文化や慣習、儀式は現代の我々の生活様式とは隔たりがある。そうした王朝時代の文化や生活を知ることで、『源氏物語』の理解を深める。
授業概要
 『源氏物語』には様々な王朝文化が描かれ、作品を支えている。特に玉鬘十帖といわれる巻々や、それに続く巻では六条院という巨大な邸で華麗な行事や儀式を繰り広げ、風雅によって光源氏の権威を認識させている。王朝時代のモノやコトが物語にどのように取り込まれているのかを探り、文化的見地から『源氏物語を』読み解いていく。
テキスト
 プリントを配布する。
参考文献・課題図書
 秋澤亙/川村裕子編『王朝文化を学ぶ人のために』(世界思想社、2010)
 そのほかの参考文献は必要に応じて授業中に紹介する。
受講生への要望
 『源氏物語』を通読しておいてほしい。
評価方法
 平常点と筆記試験により総合的に評価する。
授業計画
1.ガイダンス
2.『源氏物語』概説
3.王朝貴族の住まい①―六条院の構造と役割―
4.王朝貴族の住まい②―六条院のインテリア―
5.王朝時代の儀式①―初音巻・男踏歌―
6.王朝時代の儀式②―胡蝶巻・船楽―
7.王朝貴族のファッション①―玉鬘巻・恋文―
8.王朝貴族のファッション②―玉鬘巻・衣配り―
9.王朝貴族のファッション③―梅枝巻・薫物合―
10.王朝貴族の生活①―蛍巻・物語論―
11.王朝貴族の生活②―藤袴巻・宮仕え―
12.王朝時代の儀式③―六条院行幸・藤裏葉巻―
13.儀式と紫式部―土御門邸行幸・『紫式部日記』から―
14.まとめ
15.筆記試験など
自由記述欄

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