コード DD12-01
系列 系列:東洋史
授業科目 中国近代史
副題 (中国憲政の歩み)
副専攻 D2
担当者 味岡 徹
単位 4
期・曜時 通年 木3
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

学習目標
 20世紀初頭から今日までの中国憲政の歩みを理解する。
授業概要
 中国では20世紀初頭になって立憲政体の導入がめざされ、1910年代から今日まで憲法や憲法と同等の基本法がいくつも制定された。しかし100年来の憲政はきわめて中国的な特色を持つものであった。その特色は何か、またそれはなぜかを探る。歴史に関する映画ビデオも使用する。
テキスト
 テキストは使わず、プリントを配布する。
参考文献・課題図書
 石塚迅・中村元哉・山本真編著『憲政と近代中国―国家、社会、個人』、現代人文社、2010年、本体¥2,500。
受講生への要望
 教室内では携帯電話・PHSに触れず、また少しも音が出ないようにして下さい。
評価方法
 1回のレポート提出と1回の筆記試験を課し、その評価を主にしつつ、出欠、研究論文の紹介作業などを加味する。
授業計画
1.序論―中国の近現代と憲政
2.中国における憲法・憲政概念の受容
3.変法運動
4.立憲運動と諮議局
5.関連研究論文の紹介と批評(1)
6.辛亥革命と中華民国の成立
7.「中華民国臨時約法」の制定
8.天壇憲法草案の制定と国会解散
9.「法統回復」と「中華民国憲法」の制定
10.北京政変と国会の廃止
11.民国前期の省県自治
12.聯省自治運動
13.善後会議と聯省型政体論
14.人権論争と訓政時期約法の制定
15.満州事変後の憲政準備
16.日中戦争中の憲政運動
17.ソビエト革命時期の共産党議会制度
18.日中戦争時期の共産党議会制度
19.戦後の人民代表会議
20.46年憲法の制定と施行
21.関連研究論文の紹介と批評(2)
22.共同綱領制定と人民共和国の成立
23.54年憲法と人民代表大会制度
24.人民代表大会の機能停止
25.75年憲法と78年憲法
26.82年憲法
27.戦後台湾における国民党政府の強権統治
28.戦後台湾の党外民主運動
29.台湾における1990年代の憲政改革
30.結論―中国憲政の現在と未来
自由記述欄

Copyrights 2011 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ