コード DF42-01
系列 系列:西洋史
授業科目 ヨーロッパ近代史Ⅱ
副題 (ハプスブルク君主国とヨーロッパ)
副専攻 D3
担当者 岩﨑 周一
単位 4
期・曜時 通年 火4
対象学年 2・3・4年
特記事項

学習目標
 トランスナショナル・マルチカルチュラルな特質を強く持つ複合国家であったハプスブルク君主国を通し、ヨーロッパ世界の多彩にして多元的な歴史的諸相に関する理解を深めると同時に、現代世界を見る眼を豊かにすることが目的となります。
授業概要
 マリア・テレジアなどによって知られるハプスブルク君主国の政治・社会・文化のありようについて、「中近世と近現代の架橋」を念頭におき、全体を4部に分けて講義します。同時代のヨーロッパ諸国・諸地域との比較を重視しつつ、視聴覚資料なども用い、通史と社会史の双方から具体的・多面的にアプローチします。
テキスト
 レジュメを配布し、それに基づいて講義する形で進めます。
参考文献・課題図書
 世界史の知識に不安のある人は、『もういちど読む山川世界史』『詳説 世界史研究』(ともに山川出版社)のいずれか(どちらかと言えば後者)を入手し、一読しておくことを勧めます。
受講生への要望
 毎回グリーンカードとは別に、意見・要望・感想・質問などを書き込める用紙を配布するので、積極的に活用してほしいと希望します。寄せられた質問については、できうる限り講義中に回答するようにします。
評価方法
 試験、出席状況、夏季休暇中の課題となるブックリポートで評価します。なお、私語、居眠り、遅刻など、問題のある受講態度は減点の対象とします。
授業計画
1.ガイダンス(授業内容の説明)
2.中世後期(1)ハプスブルク家と中央ヨーロッパ
3.中世後期(2)「皇帝と帝国」
4.中世後期(3)ルネサンスと「中世の秋」
5.近世前期(1)「日の没することなき世界帝国」
6.近世前期(2)スペインとオーストリア
7.近世前期(3)宗派対立と三十年戦争
8.近世後期(1)主権国家体制
9.近世後期(2)「絶対主義」?
10.近世後期(3)マリア・テレジアと「啓蒙の世紀」
11.近代(1)ナポレオン戦争と三月前期
12.近代(2)1848年革命とアウスグライヒ体制
13.近代(3)世紀末ウィーンと第一次世界大戦
14.予備日
15.まとめ
16.イントロダクション
17.宮廷社会(1)中世騎士文化の時代
18.宮廷社会(2)ブルゴーニュ、スペイン、プラハ
19.宮廷社会(3)「帝都」ウィーンの発展
20.宮廷社会(4)「近代」との対峙
21.都市社会(1)手工業・商業都市の時代
22.都市社会(2)「居城都市」の台頭
23.都市社会(3)「工業化」の進展
24.都市社会(4)市民社会の諸相
25.農村社会(1)「家」と共同体
26.農村社会(2)領主と農民
27.農村社会(3)農民解放
28.農村社会(4)「民主化」と「国民化」
29.予備日
30.まとめ
自由記述欄

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