コード HD33-01
系列 系列:キリスト教学
授業科目 キリスト教思想史Ⅰ
副題
副専攻
担当者 上村 直樹
単位 2
期・曜時 後期 木2
対象学年 1(B)・2・3・4年
特記事項

学習目標
 ヨーロッパ古代のキリスト教思想家のテキストを読むことによって、現代とは異なる、あるいは共通する思考の現場がどのように成立しているかを考える。そして、その考察をつうじて、思想の背景を歴史的な観点から理解すること、さまざまな考え方を批判的に検討すること、新たな問いを発見することを目指す。
授業概要
 講義形式でおこなう。キリスト教の成立期から古代末期までの思想のながれのなかで、主要な思想家たちのテキストを順次読む。テキストを読みすすめるにあたって、それぞれの思想家たちの思想の背景となる文化的、歴史的、社会的な文脈について紹介する。
テキスト
 授業のなかで配布するプリントをテキストとして用いる。
参考文献・課題図書
 授業の進度にしたがって紹介する。
受講生への要望
 この授業では、古代にかぎってキリスト教思想の歴史を学ぶとはいえ、個々の思想家のテキストを読むことに重点を置くので、思想史として網羅することができない部分がのこる。受講生は、授業のなかで紹介する参考文献にとりくみ、積極的に授業の内容を補完してほしい。
評価方法
 授業のなかでとりあげる思想家に関連するレポートによって評価する。
授業計画
1.ガイダンス; キリスト教思想史研究の前提
2.キリスト教の成立と発展 1: パウロと初代教会
3.キリスト教の成立と発展 2: 正典としての聖書の成立
4.初期のキリスト教思想 1: ユスティノス、クレメンス
5.初期のキリスト教思想 2: オリゲネス
6.東地中海地域のキリスト教思想 1: バシレイオス、ナジアンゾスのグレゴリオス
7.東地中海地域のキリスト教思想 2: ニュッサのグレゴリオス、ヨアンネス・クリュソストモス
8.西地中海地域のキリスト教思想 1: テルトゥリアヌス、キュプリアヌス
9.西地中海地域のキリスト教思想 2: ラクタンティウス、アンブロシウス
10.西地中海地域のキリスト教思想 3: ヒエロニュムス、プルデンティウス
11.西地中海地域のキリスト教思想 4-A: アウグスティヌス
12.西地中海地域のキリスト教思想 4-B: アウグスティヌス
13.西地中海地域のキリスト教思想 4-C: アウグスティヌス
14.古代末期のキリスト教思想: ボエティウス、カッシオドルス
15.古代末期から中世初期へ: イシドルス、アルクイヌス、ヨハネス・スコトゥス
自由記述欄

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