コード AT54-01
授業科目 ボランティア研究概論1
副題 (災害時の心理とボランティア)
副専攻 A3
特記事項
担当者 清水 裕・松井 豊
単位 2
期・曜時 前期 集中
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 災害発生時および発生後のヒトの心理と行動に関する研究を概観し,災害時のボランティア活動に関する基礎的な知識とともに災害への対応方法を身につける。
授業概要
 災害時のヒトの心理と行動に関して,イメージと現実との間の異同をはじめとして,どのような問題の発生が予想されるのかを解説する。また,問題の発生を防いだり,発生してしまった場合に,われわれにはどのような対応が可能なのかを詳述する。
テキスト
 特に定めない
参考文献・課題図書
 あのとき避難所は 阪神・淡路大震災時のリーダーたち 松井豊・水田恵三・西川正之(編著) ブレーン出版
 惨事ストレスへのケア 松井豊(編著) ブレーン出版
 災害の襲うとき カタストロフィの精神医学 Bラファエル(著) 石丸正(訳) みすず書房
受講生への要望
 本講義の内容の一部は、震災などの災害で苦しみ悩んだ方々への面接などに基づいています。辛い経験を聞かせてくださったことの意味を理解して、受講してください。したがって、私語や携帯電話の使用等、授業中に授業とは関係ない行動をとっている場合には退室してもらう場合があります。
評価方法
 出席状況・講義中に何回か行う小テスト・レポートによって評価する。
授業計画
1.惨事ストレスとは-災害救援者の心の傷
2.惨事ストレスのケア1
3.惨事ストレスのケア2
4.災害ボランティアの心の傷-福知山線事故を例にとって
5.リスク認知と発災時のイメージ
6.日本における災害の実際
7.災害時のコミュニケーション〔災害情報・緊急地震速報・災害時の情報伝達・流言等〕
8.災害時の心理と行動〔避難行動・パニック等〕
9.災害時のボランティア〔ボランティアの種類と被災地での留意点〕
10.行政による防災対策の現状
11.災害時避難所の運営〔役割分担と運営方法〕
12.災害時に備えた各種訓練1〔DIGとクロスロード〕
13.災害時に備えた各種訓練2〔STEP〕
14.図上訓練(STEP)の体験
15.まとめ
自由記述欄

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