コード BD30-09
授業科目 基礎課程演習 9
副題 (人身取引について考える-女性の人権と私たちにできること)
副専攻
特記事項
担当者 大槻 奈巳
単位 2
期・曜時 前期 木5
対象学年 1年

学習目標
・人身取引問題がどのような問題であるか理解する。
・人身取引問題を通して見える日本社会について考える。
・自ら考え、自ら行動し、社会を変革していく社会活動について考える。
・大学で学ぶ上で必要なスタディ・スキルを身につける。
授業概要
 日本は人身取引の被害者の多くが働いている受入れ大国である。日本が受入れ大国であるのは、日本社会にその需要があること、その状況を許容していることもその要因のひとつである。
 人身取引問題についての正しい理解を深め、性的サービスを買う需要がありそれを許容する社会について省み、自分たちに何ができるのかを話し合う機会とする。さらには、自ら考え、自ら行動し、社会を変革していく社会活動について考える機会とする。あわせて、大学で学ぶ上で必要なスタディ・スキルを身につける。
テキスト
①学習技術研究会編著2006『知へのステップ第3版』くろしお出版
②国立女性教育会館2008『人身取引(トラフイッキング)問題について知る』
参考文献・課題図書
①大槻奈巳2011「タイ調査の報告:SEOPOM調査データの量的分析」エンパワーメント視点からのアプローチ-報告書』科学研究費補助金基盤研究(B)課題番号20310157 2008~2010年度
②大槻奈巳・羽田野慶子2011「人身取引問題に対する日本人の意識-性的サービスの「需要」と被害者対策に関する分析」独立行政法人国立女性教育会館『日本の安全保障と人身取引-エンパワーメント視点からのアプローチ-報告書』科学研究費補助金基盤研究(B)課題番号20310157 2008~2010年度
③大槻奈巳2009「人身取引被害者のための職業訓練・生活自立支援の機能と課題」『聖心女子大学論叢』P207‐225
受講生への要望
 自ら動き、自ら考えてください。
評価方法
 出席(20%)、発表(30%)、議論への参加(20%)、レポート(30%)の総合評価
授業計画
1.はじめに
2.図書館訪問/文献検索の方法について学ぶ
3.作業日
4.大学で必要なスタディ・スキルについて1:テキスト①の3章、4章、8章(各1名発表) 
5.大学で必要なスタディ・スキルについて2:テキスト①の9章、11章、12章(各1名発表)
6.人身取引問題の実態1:テキスト②の1章、2章(各2名発表) +VTR視聴
7.人身取引問題の実態2:テキスト②の3章、4章、(各2名発表)
8.人身取引問題の実態3:課題文献①、被害者支援について:課題文献③ (各2名発表)
9.日本人・大学生の性的サービスへの意識 課題文献②(3名発表)+VTR視聴
10.作業日
11.グループ発表1
12.グループ発表2
13.グループ発表3
14.グループ発表4
15.まとめ
自由記述欄

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