コード BD30-15
授業科目 基礎課程演習 15
副題 (他者の心を認識し、理解するとは?)
副専攻
特記事項
担当者 米澤 克夫
単位 2
期・曜時 前期 水5
対象学年 1年

学習目標
 大学での勉強の仕方を、実際に演習(資料のレジュメを作成し、プレゼンテーションを行い、ディスカッションを行う)と小論文・レポートを作成する作業を通じて体得することを目標とする。合わせて心理学と哲学のある分野(認識論)への関心と基礎知識を持ってもらうように配慮する。
授業概要
 上記のような学習目標を達成するために、子安増生著『心の理論―心を読む心の科学』岩波科学ライブラリ―73(1200円+税)を用いて、演習を学生の責任のもとに実際に体験してもらう。
テキスト
 子安増生著『心の理論―心を読む心の科学』岩波科学ライブラリ―73(1200円+税)
参考文献・課題図書
 金沢創『他者の心は存在するか―<他者>から<私>への進化論―』(金子書房)、金沢創『他者の心を知るということ』(角川ONEテーマ21)
 中山康雄『共同性の現代哲学―心から社会へ―』(勁草書房)
受講生への要望
 心理学的なテキストを用いるといっても、実証科学としての心理学という学問の研究の技法を学びたいというよりは、他者の心を認識し、理解することはどういうことなのかについて、素朴ではあっても哲学的に考えてみたいという関心を持った学生に参加してもらいたい。
評価方法
 この授業への積極的な関わり方、提出されたレポートの内容を総合して評価する。
授業計画
1.自己紹介とこの演習の狙いの説明
2.大学での勉強の仕方のあれこれ
3.図書館活用法と情報収集の技法
4.レジュメの作成法と演習の仕方の説明
5.演習の実践(1)『心の理論―心を読む心の科学』プロローグによる発表と質疑応答
6.演習の実践(2)同書1心が分かるとは
7.演習の実践(3)同書2動く物に感ずる心
8.演習の実践(4)同書3見つめあう心
9.演習の実践(5)同書4分かち合う心
10.演習の実践(6)同書5心を読む心
11.演習の実践(7)エピローグ
12.グループディスカッション
13.レポートの書き方
14.論文の書き方
15.全体のまとめとレポート提出
自由記述欄

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