コード CA66-01
授業科目 日本文学史Ⅵ
副題 (日本近代文学の展開)
副専攻 C1
特記事項
担当者 大塚 美保
単位 2
期・曜時 後期 木2
対象学年 2・3・4年

学習目標
 明治末期~昭和初期を中心に、近代日本文学史の正確な知識を身につける。同時に、日本における「近代小説」の特異な確立のありようを理解する。もって演習・卒業論文等の基礎とする。
授業概要
 前期の「日本文学史Ⅴ」の続編。明治末期から昭和初期を中心に、日本の「近代小説」が確立され、やがて批判・解体の対象となっていく過程を追う。
 この時期の文学史には「○○主義」「○○派」という用語が多く現れる。それぞれの内実をわかりやすく説明したい。
テキスト
 とくに指定せず、プリントを配布する。
参考文献・課題図書
 授業の中で紹介する。
受講生への要望
 前期・同じ曜時の「日本文学史Ⅴ」と併せて履修すると理解がより深まる。なお、文学史は知識積み上げ型の科目。欠席が重なると後続部分の理解が困難になるので注意してほしい。
評価方法
 期末筆記試験、出席、平常点(授業内小レポート等)による。
授業計画
1.ガイダンス・導入講義
2.自然主義の文学①:日本における自然主義
3.自然主義の文学②:フランスにおける自然主義
4.反自然主義の文学①:耽美主義
5.反自然主義の文学②:白樺派
6.女性文学と文学史の作られ方:「青鞜」
7.近代小説の成熟①:新思潮派
8.近代小説の成熟②:私小説、心境小説
9.文学の大衆化と商業化:時代小説、探偵小説、ほか
10.近代小説の解体①:新感覚派
11.近代小説の解体②:プロレタリア文学
12.その後の近代小説:文芸復興、戦時下の文学
13.補説:文学史の中のヒエラルキー
14.補説:文芸作品を原作とする映画の鑑賞
15.総括:半期のまとめ、期末試験の正解・配点
自由記述欄

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