コード CD56-01
授業科目 日本語学研究Ⅲ
副題 (言語理論と日本語)
副専攻 C1
特記事項
担当者 加藤 泰彦
単位 2
期・曜時 前期 火3
対象学年 2・3・4年

学習目標
 二十世紀半ばに大きな転換を迎えた現代言語学の視点から、日本語研究の諸問題を考えてゆく。はじめに言語研究一般の方法論的事項とシンタクスの基礎を説明し、つづいて日本語の諸構文を、主に英語との比較を通して考察する。 
授業概要
 授業は講義形式。毎回ハンドアウトを配付し、それにしたがってわかりやすく説明してゆく。
テキスト
 なし。
参考文献・課題図書
 授業の中で随時紹介する。
受講生への要望
 この講義を通して、ことばの研究への関心と理解を深めてほしい。多くの質問、意見交換を期待する。
評価方法
 課題によるレポート。
授業計画
1.言語学と日本語研究 (1) 目的・対象・基本問題
2.同         (2) 比較の視点
3.シンタクスの基礎  (1) 音・意味・シンタクス、句構造
4.同 (2) 複数の表示 (使役・受身文)
5.WH疑問文 (1) 日英語の基本特性
6.同   (2)島の制約
7.同    (3)日英語から一般理論へ
8.数量詞遊離 (1) 数量表現の分布・仮説
9.同     (2)原理と帰結
10.非対格構文  (1) 非能格・非対格・活格
11.同     (2) 日本語の非対格パターン
12.残された諸問題
13.同     (3) 非対格仮説の構成
14.まとめと展望 (1)
15.同 (2)
自由記述欄
 期末のレポートの他に、受講生に講義内容に対する質問を自由に書いてもらう機会を何回か作りたいと思います。

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