コード DA22-01
授業科目 国際関係史Ⅱ
副題 (冷戦史を概観する)
副専攻 D1
特記事項
担当者 芝崎 祐典
単位 4
期・曜時 通年 木4
対象学年 1(A)・2・3・4年

学習目標
 冷戦期の国際関係の成り立ちと仕組みを歴史的視点から学ぶ。国際関係についての歴史的洞察力を身につけることを第一の目標とする。そして最終的には現在の国際関係をどう捉えたらよいか、それを把握する力を獲得することを目標とする。
授業概要
 20世紀後半の国際関係を強く拘束した冷戦とは、実際にどのようなものであったのかについて、主に安全保障の観点から史的に概観する。冷戦期において世界はどのようにして戦争を防ごうとしてきたか、そしてどのようなときに戦争が起こされてきたのか、何をめぐって対立が起こるのか、協調関係がもたらされるのはいかなるときか、といった視点から冷戦史の諸問題に接近する。
テキスト
 特に定めない。講義中に紹介する。
参考文献・課題図書
 講義の中で適宜紹介する。
受講生への要望
 現在の国際関係についても、ぜひ関心を持って日々の報道などから情報を吸収すること。
評価方法
 授業内コメントペーパー、中間テスト、期末レポートで総合的に評価する予定
授業計画
1.序論:冷戦とは
2.ロシア革命
3.戦間期の米ソ関係
4.第二次大戦中の米ソ関係
5.戦後処理問題:ポーランド問題、イラン問題
6.トルーマンドクトリン/マーシャルプラン
7.ドイツ分断/NATO
8.朝鮮戦争
9.インドシナ和平
10.米のイラン政策/グアテマラ政策
11.スエズ危機(第二次中東戦争)
12.フルシチョフ体制/ハンガリー動乱
13.第二次ベルリン危機
14.中東問題の系譜
15.中間総括
16.米のヴェトナム政策/アフリカへの介入
17.キューバ危機
18.ヨーロッパ・デタント(1)フランス(ドゴール外交)
19.ヨーロッパ・デタント(2)西ドイツ(ブラント外交
20.米ソデタント(ニクソン/キッシンジャー)
21.ヴェトナム戦争
22.軍備管理:戦略兵器制限交渉
23.全欧州安全保障会議
24.アフリカの角:エチオピアとソマリア
25.イランの変動(王制崩壊)
26.新冷戦:ソ連のアフガニスタン侵攻
27.レーガン政権の対外政策/SDI構想
28.ゴルバチョフと東西関係
29.ベルリンの壁崩壊/冷戦終結
30.総括
自由記述欄

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