コード DB42-01
授業科目 日本中世史Ⅱ
副題 (室町時代の政治史と芸能の役割)
副専攻 D1
特記事項
担当者 石原 比伊呂
単位 4
期・曜時 通年 火2
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 本講義では歴史学研究において必要とされる2つの作業について、その実態を概観していただきたい。
 「歴史学研究において必要とされる2つの作業」とは
 ①先行研究の問題点の析出。
 ②史料の分析から歴史像を描き出す。
 講師の過去の研究成果を説明する中で、以上の2点について実感を与えたいと思っている。
授業概要
 本講義では日本中世史の中でも特に室町時代の政治史を取り扱う。中世後期(室町時代)の政治史については、90年代以降、急速に研究が進み、その影響を受けるかたちで、芸能(雅楽)を政治との関わりの中で考察しようとする研究も盛んとなった。そこで、本講義では、90年代に一世を風靡した「王権簒奪」論の問題点を解説するとともに、雅楽という芸能の持つ政治性について理解を深めたい。
テキスト
 特になし。
参考文献・課題図書
 『室町の王権』(今谷明 中央公論社 一九九〇)
 『中世の天皇と音楽』(豊永聡美 吉川弘文館 二〇〇六)
受講生への要望
 板書を中心とした授業を行いますのでノートと筆記用具を用意してください。
評価方法
 基本的には定期テストに基づいて評価するが、出席状況が特に良好な学生については、一定の配慮を加える。
授業計画
1.ガイダンス
2.室町時代政治の流れ(前期)
3.室町時代政治の流れ(中期)
4.室町時代政治の流れ(後期)
5.室町時代の天皇家
6.足利義満と公家社会
7.足利義満の上皇化
8.足利義満の急死
9.「最後の治天」の問題点
10.「祭祀権闘争」の問題点
11.「百王説の流布」の問題点
12.「王権簒奪計画」の問題点
13.足利義持と天皇家
14.足利義教と天皇家
15.前期のまとめ
16.雅楽と政治
17.雅楽と家業
18.雅楽を巡る争い
19.雅楽と足利尊氏・義詮・基氏
20.雅楽と足利義満
21.足利義満と内侍所御神楽
22.足利義満と楽人(1)
23.足利義満と楽人(2)
24.雅楽と足利義嗣
25.雅楽と足利義持
26.雅楽と足利義教・義政・義尚
27.雅楽と足利義材(1)
28.雅楽と足利義材(2)
29.雅楽と足利義稙
30.後期のまとめ
自由記述欄

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