コード DD17-01
授業科目 南アジア現代史
副題
副専攻 D2
特記事項
担当者 杉山 圭以子
単位 4
期・曜時 通年 金4
対象学年 1(A)・2・3・4年

学習目標
 インドを中心とするひとつの歴史世界としての南アジアに関心を深め、アジアをより豊かに、また多面的に発想する力を養いましょう。
授業概要
 講義形式をとります。前期においては、主として南アジアという地理的空間をどのように覚え、また、それを「わたしたちの位置」との関係的思考に発展させていくのかを探ります。後期に入ると、前期の準備をふまえ、講義はインド近現代史に焦点を絞ります。とくに独立を経て、今日に至る現代インドの成り立ちを学ぶことで、多元文化社会の歴史的仕組みを身近にすることになるでしょう。この授業は物知りになるための歴史を伝えるものではありません。受講者のみなさんが、この地球世界のメンバーとして、21世紀における共生という課題の重みをそれぞれに受けとめ直してみる、そのような機会につながることを願いながら組み立てるものです。
テキスト
 とくに定めません。授業のテーマに沿って、プリント等こちらから配付します。
参考文献・課題図書
 授業時に紹介してまいります。
受講生への要望
 一年間とは言え、大変限られた時間です。受け身ではなく、常に問題意識をもって、この地域に自ら関わってみようという方々を歓迎いたします。ご縁を楽しみにしています。
評価方法
 基本的には、夏期休暇中の課題と学年末試験を予定していますが、このほか折々に授業時にまとめていただく「クラス・レポート」もありますので、最終的にはこれらすべての総合評価となります。
授業計画
1.はじめに  学習目標説明・担当者作成アンケート記入・年間授業計画確認
2.2012年<南アジア>に出会うとは / 同時代並走ではじめるウォーミングアップ
3.南アジアとは、われわれに近いのか遠いのか / 古典を手がかりに 1
4.同上 2
5.同上 3
6.南アジアとは、われわれに近いのか遠いのか / 時事問題を手がかりに 1
7.同上 2
8.同上 3
9.南アジアとは、われわれに近いのか遠いのか / 祭事を手がかりに 1
10.同上 2
11.同上 3
12.南アジアとは、われわれに近いのか遠いのか / 時代のキーワードを手がかりに 1
13.同上 2
14.同上 3
15.前期のまとめと夏期休暇中の課題について(参考図書解題)
16.I. 19世紀イギリス・インド帝国の成立とその背景、あるいは支配の”仕切り直し”
17.イギリス・インド統治とその「地域性」
18.拡大する近代「インド世界」と世界史空間 / 再考
19.II. 20世紀初頭英領インドの課題 第一次大戦と反英運動の新段階
20.ガーンディーの帰国と非暴力・不服従運動、その波紋
21.III. 英領インド1930年代 新統治法成立まで
22.ムスリム・コミュニティの動静
23.IV. 英領インド1940年代とパキスタン運動 第二次大戦まで 1
24.同上 2
25.V.インド・パキスタン分離独立とその課題
26.現代インドをさらに深く知るために 映画鑑賞 1
27.同上 2 並びに映画分析と解説 1
28.映画分析と解説  2
29.現代に<交差>する歴史の重みとは何か
30.後期のまとめ
自由記述欄

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