コード DF23-01
授業科目 ヨーロッパ中世史Ⅱ
副題 (フィレンツェとローマ―中世からルネサンスへ)
副専攻 D3
特記事項
担当者 根占 献一
単位 4
期・曜時 通年 火2
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 都市国家フィレンツェの中世からルネサンスにかけての歴史、そして特にこのルネサンスを受けてのローマの歴史をたどりながら、特定の時代におけるイタリア史理解を目指す。
授業概要
 講義形式で行われる。フィレンツェとローマはイタリア中世史を知る上で欠かせない都市である。この両都市が中世においてどのような変遷をたどるのか、またどのような接点があるのか、そして華々しいルネサンス文化がどのように生まれたのか、を明らかにする。
テキスト
参考文献・課題図書
 根占献一『フィレンツェ共和国のヒューマニスト』『共和国のプラトン的世界』『ルネサンス精神への旅』(以上創文社)、同じく根占『ロレンツォ・デ・メディチ』(南窓社)など。
受講生への要望
 授業は回ごとにつながっているので、毎回出席は不可欠。
 また自筆ノートを作成してほしい。
評価方法
 出席状況(この中には授業に対するコメントなども含まれる)、レポート、試験など、総合的に評価する。
授業計画
1.ローマ古代とフィレンツェの始まり
2.イタリアへの侵略者たち―東ゴートとランゴバルト
3.イタリアとフランク
4.カロリング滅亡後のイタリア
5.同上(続)
6.フィレンツェと11世紀の宗教復興
7.マティルダ女伯と叙任権闘争
8.自治(コムーネ)への歩み
9.同上(続)
10.神聖ローマ帝国とイタリア
11.トスカーナ同盟と新政治制度
12.新宗教運動―ドミニコ派・フランチェスコ派とフィレンツェ
13.ブオンデルモンテ殺人事件からフリードリヒ2世へ―グェルフィとギベリーニ
14.フリードリヒ2世とその時代―プリーモ・ポポロ(第一民主制)へ
15.フィレンツェの発展とシャルル・ダンジュー―イタリアとフランス
16.ローマ教皇庁の動向
17.フィレンツェの経済発展とプリオーレ制
18.フィレンツェの政争
19.教皇庁とフィレンツェ
20.ダンテとハインリヒ7世
21.シニョーレ(専制君主)の登場
22.ペトラルカと世界
23.ボッカッチョとルネサンス―1300年代(イル・トレチェント)の文化
24.アヴィニョンからローマへ―教会国家の再建と公会議
25.フィレンツェ対ミラノ―市民的人文主義の発展
26.メディチ家とルネサンス―1400年代(イル・クワトロチェント)の文化
27.同上(続)
28.フィレンツェとローマ―メディチ教皇の誕生
29.世界の首都ローマへ―1500年代(イル・チンクエチェント)の文化
30.ローマと私たち―イエズス会の布教活動へ
自由記述欄

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