コード EH30-01
授業科目 社会統計学
副題
副専攻 E1
特記事項
担当者 菅原 健介
単位 2
期・曜時 後期 金5
対象学年 2・3・4年

学習目標
 社会統計学の基本的知識を習得する。社会現象を統計学的に解析することの意義を知るとともに、基礎統計、推測統計、および、クロス集計、平均値の比較、相関係数の意味を理解し、自ら利用できる技術を身につける。
授業概要
 社会学や社会心理学領域において実証的研究を進めるための基礎となる統計的知識を学習する。講義では実際の調査や実験データなどを用い、社会現象、心理現象を数量化し検討することの有効性や面白さを体験的に学んでゆく。
テキスト
 特になし。
参考文献・課題図書
 適宜紹介する。
受講生への要望
 社会統計学は決して難しくないが、知識の積み重ねが必要である。欠席や遅刻は学習目標達成の大きなハンディとなるので毎回の出席を強く勧める。
評価方法
 出席と筆記試験によって評価する。
授業計画
1.オリエンテーション: 社会現象、心理現象を統計的に分析することの意義
2.質的変数と量的変数: 質的変数(名義尺度、順序尺度)と量的変数(間隔尺度、比率尺度)の特徴と統計解析法との関連
3.基礎統計1: サンプル数と百分率(%)の意味、代表値(平均値、モード、メディアン)の特徴と算出方法
4.基礎統計2: 正規分布と分散の考え方、偏差値の計算法とその意味
5.推計学の基礎1: 母集団とサンプル集団、無作為サンプリング
6.推計学の基礎2: 点推定と区間推定、信頼区間とサンプル数
7.推計学の基礎3: 統計的検定の考え方、帰無仮説と有意水準、検定の過誤
8.クロス集計とカイ二乗検定1: クロス集計の方法と意義、クロス集計法の実習
9.クロス集計とカイ二乗検定2: カイ二乗検定の方法
10.クロス集計とカイ二乗検定3: クロス集計表の読み方と分析の実習
11.平均値の差の検定1: t検定の方法と使用例
12.平均値の差の検定2: 分散分析の方法とその読み方
13.相関係数と偏相関1: 相関係数の意味とその算出法
14.相関係数と偏相関2: 相関関係と因果関係、変数のコントロールと偏相関
15.多変量解析にむけて: 重回帰分析の考え方、現象を規定する複数の要因とその相互関連の解析
自由記述欄

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