コード HA51-01
授業科目 日本倫理思想史Ⅰ
副題 (なさけ・あはれ・縁)
副専攻 A1・H1
特記事項
担当者 長野 美香
単位 2
期・曜時 後期 木2
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 私たちが伝統をいかに無自覚に継承しているか,また反対に,先人の大事な知恵をいかに忘れ果てているかを自覚化することを目標としつつ,日本の伝統的価値観に関する基本的知識の獲得を目指す。真に国際的な人間であろうとするならば,まずおのれ自身を知ることが大切である。
授業概要
 この講義では,日本列島に生きた先人が,人と人との交わり(人間関係)をどのようなものと捉えたかについて,特に「なさけ」,「あはれ」,「縁」といった概念を手がかりに探る。
テキスト
 相良亨『日本人の心』[増補新装版]東大出版会 2009年
参考文献・課題図書
 『相良亨著作集』ぺりかん社 1992~1996年/佐藤正英『日本倫理思想史』東京大学出版会 2003年/清水正之『日本の思想』放送大学教育振興会 2008年/篠澤利久・馬渕浩二編『倫理学の地図』ナカニシヤ出版 2010年
受講生への要望
評価方法
 リアクションペーパーおよび期末テスト。
授業計画
1.和をもって貴しとす
2.世を捨てるということ
3.ただ人はなさけあれ
4.悲しみを分かち合う
5.「あはれ」とはなにか
6.もののあはれを知る
7.この世は夢まぼろし
8.恋の至極は忍ぶ恋
9.人の外に道なく道の外に人なし
10.多生の縁
11.忠誠と連帯
12.一所に死なん
13.近代日本における「愛」の虚偽
14.慈悲とはなにか
15.筆記試験
自由記述欄

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