コード WA31-01
授業科目 心理統計法特論
副題 (調査研究における実践的なデータ収集の手法を学ぶ)
副専攻
特記事項
担当者 高橋 雅延
単位 2
期・曜時 前期 金5
対象学年 院生のみ

学習目標
 調査研究では、「ガベージ・イン・ガベージ・アウト(ゴミからはゴミしか出ない)」と言われるように、厳密な統計分析以前のデータ収集がきわめて重要である。この授業では、調査研究に焦点を絞った上で、いかにして「ガベージ(ゴミ)」のデータを取らないようにするかを徹底的に身につけることを目標とする。
授業概要
 教員の懇切丁寧なガイダンスのもと、教員の用意するテキストを分担してレジュメやパワーポイントを使った発表を行い、全員で質疑応答、討論を行う。なお、発表の準備等の負担を減らすために、1回の発表テキストの分量は平易な日本語20頁程度におさえる。 
テキスト
 石丸径一郎 (2011). 調査研究の方法 新曜社(5、11章を除く)/杉浦義典 (2009). アナログ研究の方法 新曜社(4、6章を除く)
参考文献・課題図書
 大村平(2002). 統計のはなし〔改訂版〕 日科技連出版社/ 大村平(2006). 多変量解析のはなし〔改訂版〕 日科技連出版社/授業内で適宜紹介する。
受講生への要望
 この授業は、心理学で卒業論文を書いたことのある学生を対象としている。授業までに、受講生の統計的知識をそろえるために、上記の参考文献を読んで統計学の基礎を復習しておいてほしい。
評価方法
 発表(内容および発表技法を評価)70%、質疑応答・討論とコメント(論理性、明確性などを評価)30%
授業計画
1.オリエンテーション(発表者の割り振りなど)
2.良い研究を実施するために
3.先行研究を読む
4.調査研究の種類
5.調査研究の進め方
6.面接調査の実施
7.質問紙調査の実施
8.調査データの分析と報告の仕方
9.測定尺度の作成
10.ダイアリー法調査をおこなう
11.心理的障害というカテゴリの実在性
12.アナログ「症状」の記述研究
13.個人差を用いた異常心理学研究
14.個人差を用いた介入研究
15.アナログ研究と臨床のリンク+授業のまとめ
自由記述欄
 

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