コード WA73-01
授業科目 基礎教育学特論3
副題 (保育における子ども理解)
副専攻
特記事項
担当者 戸田 雅美
単位 2
期・曜時 前期 集中
対象学年 学部3・4年生も可

学習目標
 幼児期の子どもの教育・保育における「子ども理解」の実際のその意味について学ぶ
授業概要
 幼児期の子どもの教育・保育は、子どもの内面の理解に基づいて行われる。では、子どもの心の内面をどのように理解するのか、また、その理解と保育行為はどのように関連するのか、実際の事例をもとに、議論を通して学んでいく。
テキスト
 特に指定しない
参考文献・課題図書
 津守真『保育者の地平』ミネルヴァ書房、倉橋惣三『幼稚園雑草』他、保育学における論文を指定する
受講生への要望
 幼児期の子どもの姿から、内面を読み取るという課題を授業中に課す予定である。子どもの内面の理解は、必ずしも客観性のみに基づくものではなく、自覚的にコントロールされた主観性が必要となる。また、教育・保育においては、子どもへの理解と同時に、子どもの育ちへの願い(価値)が存在する。このことを踏まえて、議論に参加し、学びを深めることを期待する。
評価方法
 議論への参加及び議論をもとにした小レポートを4回(60%)
最終レポート(40%)
授業計画
1.オリエンテーション 「子どもを理解すること」について
2.幼稚園の子どもの姿から子どもの内面を理解すること(1)VTRから見える子どもの行為や表情に着目して(3歳児)
3.幼稚園の子どもの姿から子どもの内面を理解すること(2)VTRから見える子どもの行為をの意味に着目して(3歳児)
4.幼稚園の子どもの姿から子どもの内面を理解すること(3)VTRから子ども同士の関係に着目して(3歳児)
5.幼稚園の子どもの姿から子どもの内面を理解すること(4)VTRから子ども同士の関係に着目して(5歳児)
6.2歳児の姿をめぐって(1)VTRから子どもの内面を考える
7.2歳児の姿をめぐって(2)VTRから保育者のかかわりの意図を考える
8.子どもの内面を探る手がかり(1)環境との関係
9.子どもの内面を探る手がかり(2)遊びを中心とする文化への理解
10.子どもの内面を探る手がかり(3)経験の積み重ねという長期の視点
11.子どもへの理解から保育行為へ(1)保育行為を支えるもの
12.子どもへの理解から保育行為へ(2)育ちをどうとらえるか
13.子ども理解をめぐる保育学的議論の現在(1)論文を解読する
14.子ども理解をめぐる保育学的議論の現在(2)論文をめぐる議論
15.最終レポートに向けてのまとめ 
自由記述欄
 

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