コード WD41-01
授業科目 感性情報処理特論
副題 (人生を変えるフロー体験の心理学を学ぶ)
副専攻
特記事項
担当者 高橋 雅延
単位 2
期・曜時 後期 金4
対象学年 院生のみ

学習目標
 我々がきわめて楽しい活動に従事している際には、あっという間に時間が過ぎ去ってしまうように感じる。心理学者のチクセントミハイは、このような喜び、創造、生活への没入過程をフローと呼んだ。近年、フロー体験は、芸術、スポーツ、教育、ビジネスなどのさまざまな場面で重視されてきている。この授業では、このフロー体験について学び、各自の生き方の変革を目指すことを目標とする。 
授業概要
 教員の懇切丁寧なガイダンスのもと、教員の用意する2冊のテキストの読みたい箇所だけを分担してレジュメやパワーポイントを使った発表を行い、全員で質疑応答、討論を行う。なお、発表の準備等の負担を減らすために、1回の発表テキストの分量は平易な日本語20頁程度におさえる。
テキスト
 M.チクセントミハイ(著)大森弘(監訳)(2010). フロー体験入門ー楽しみと創造の心理学 世界思想社/M・チクセントミハイ(著)大森弘(監訳)(2008). フロー体験とグッドビジネス―仕事と生きがい 世界思想社
参考文献・課題図書
 スーザン・A・ジャクソン&ミハイ・チクセントミハイ(著) 今村浩明・川端雅人・張本文昭(訳)(2005). スポーツを楽しむ-フロー理論からのアプローチ 世界思想社/今村浩明・浅川希洋志(編)(2003). フロー理論の展開 世界思想社
受講生への要望
 心理学や「フロー」に関して何も知識がなくても理解できるように、授業内で平易な参考図書を多数紹介するので、人生を変革する「フロー」に興味のある院生なら誰でも歓迎する。
評価方法
 発表(内容および発表技法を評価)70%、質疑応答・討論とコメント(論理性、明確性などを評価)30%
授業計画
1.オリエンテーション(発表者の割り振りなど)
2.日々の生活を構成しているもの
3.体験の内容
4.さまざまな体験をどう感じているか
5.仕事についての矛盾
6.レジャーの危機と機会
7.人間関係と生活の質
8.生活のパターンを変えよう
9.自己目的的パーソナリティ
10.運命愛
11.フローと成長
12.仕事でフローが起こらない理由
13.組織におけるフローの形成
14.人生におけるフローの創造
15.授業のまとめ
自由記述欄
 

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