コード BD30-25
授業科目 基礎課程演習 25
副題 (映画と詩・原作の小説)
副専攻
特記事項
担当者 山田 由紀
単位 2
期・曜時 前期 水5
対象学年 1年

学習目標
 映画(そしてその原作である小説)の中で引用される詩の意味を考え、詩と映画の関係を探ります。映画作品と原作の小説から広がる世界をとおして、自分のテーマを見つけましょう。授業をとおして、情報収集・プレゼンテーション(発表)・レポート作成(文章等による表現力)の方法を学びます。
授業概要
 映画の中では、しばしば詩が引用されます。詩の意味を知ることにより、映画のテーマをより深く理解することが可能になります。映画をきっかけに、詩を味わうこともできるでしょう。このクラスでは、映画『博士の愛した数式』(小泉堯史監督)と、映画で引用されている詩人William Blake(ウィリアム・ブレイク)との関係を考察します。映画と原作の小説も比較したいと思います。
テキスト
 小川洋子『博士の愛した数式』新潮文庫、2005年
 プリント教材(詩作品、レポートの書き方についてなど)
参考文献・課題図書
 教室で紹介します。
 
受講生への要望
 映画や詩について、自分なりのテーマを見つけ、クラスでの意見交換をとおして積極的に考えていきましょう。基礎課程演習はアカデミック・アドバイザー・グループでもあります。何をこれから勉強していきたいのか、何に力を入れたいのか、考える場にしましょう。
評価方法
 授業への取組み姿勢、提出レポートなどにより、総合的に評価します。
授業計画
1.初回授業:授業の進め方について
2.学期末レポートに向けて、どのように考えを組み立てるか
3.図書館ガイダンス、図書館の利用方法について
4.小説『博士の愛した数式』を読む
5.小説のテーマ・登場人物について意見交換
6.映画『博士の愛した数式』
7.映画と小説の違いについて発表・意見交換
8.イギリスの詩人William Blakeが、映画で引用される意義
9.ロマン主義(Romanticism)とは、どのような思想か
10.ロマン主義の詩を英語と日本語で読む
11.「無垢」(Innocence)と「経験」(Experience)というテーマ
12.「人間が作り出す物語の尊さ」(小川洋子)
13.レポートのテーマを相談・決定
14.レポートの書き方と資料の収集方法を確認
15.主題の探究:「無垢の精神」「記憶の意味」「子供」「物語」
自由記述欄
 

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