コード CB34-01
授業科目 古典文学研究Ⅳ
副題 (『更級日記』を読む)
副専攻 A2・C1
特記事項
担当者 原岡 文子
単位 2
期・曜時 後期 金3
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 『更級日記』の精読を通して、少女時代から晩年に至る平安朝の女性の生き方にふれ、古典を読むことの現代的意義を考える。
授業概要
 物語と仏道とのあわいを揺れる『更級日記』。旅の記を中心とする少女時代、宮仕えと結婚、そして中年期以降の物詣での日々等、短い作品ながら『更級日記』には、平安朝の女性の人生が、十代から五十代までという長い時間に亘って描かれている。同時代の他の女性作家の作品との比較も試みながら、『更級日記』作者・孝標女の生を読み深めたい。
テキスト
 原岡文子訳注『更級日記』(角川ソフィア文庫)
参考文献・課題図書
 教室で指示する。
受講生への要望
 『更級日記』全体の通読を望みたい。
評価方法
 筆記試験による。
授業計画
1.導入。
2.『更級日記』入門① ビデオ等鑑賞ほか。
3.『更級日記』入門② 作品の構成、構成、本文、作者など。
4.旅の記。少女の日々。
5.『紫式部集』との比較。
6.『更級日記』と『源氏物語』。
7.浮舟憧憬をめぐって。
8.『更級日記』の結婚、『蜻蛉日記』の結婚。
9.『更級日記』の宮仕え。
10.『枕草子』の宮仕え。
11.『紫式部日記』の宮仕え。
12.『更級日記』における晩年の日々。
13.『更級日記』の末尾。
14.『更級日記』の世界(まとめ)。
15.まとめ。筆記試験など。
自由記述欄
 

Copyrights 2013 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ