コード CD55-01
授業科目 日本語学研究Ⅱ
副題 (日本語の文字・表記史)
副専攻 C1
特記事項
担当者 家入 博徳
単位 2
期・曜時 前期 水5
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 日本語表記の通時的な概観を通して、文字・表記史の理解を深めます。また、くずし字の読解を通して、個々の文献への読解力を身に付け理解を深めます。
授業概要
 表記という視点から古代から近代の日本語学史的現象を概観します。それぞれの時代の文献の表記に着目しながら特徴や機能性等を検討し、その歴史的変遷について学習します。
テキスト
 伊地知鐡男『増補改訂仮名変体集』(新典社 350円)(異体仮名が調べられるものであれば、所持しているものでも可です。)
適宜プリントを配布します。
参考文献・課題図書
 
受講生への要望
 少しでも多くのくずし字が読めるようになり、活字にない書写本独自の表記から特徴をつかみ、本文を読み解こうとする気持ちで聴講に臨んでください。
評価方法
 出席、授業中の課題、試験によって総合評価します。
授業計画
1.表記から日本語学を考える
2.上代① 万葉仮名から平仮名への変遷について概観する
3.上代② 『万葉集』の表記について考える
4.中古① 『古今和歌集』の表記について考える
5.中古② 『源氏物語』の表記について考える
6.中古③ 『土左日記』の表記について考える
7.中世① 仮名遣いの歴史を概観する
8.中世② 藤原定家の書記資料の検証Ⅰ
9.中世③ 藤原定家の書記資料の検証Ⅱ
10.中世④ 『平家物語』の表記について考える
11.近世① 国学者の表記意識について考える
12.近世② 文学作品(版本)の表記について考えるⅠ
13.近世③ 文学作品(版本)の表記について考えるⅡ
14.近代  明治期出版の表記について考える
15.試験
自由記述欄
 

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