コード DF41-01
授業科目 ヨーロッパ近代史Ⅰ
副題 (大航海時代のイギリスにおける交易と植民 2)
副専攻 D3・D4
特記事項
担当者 小泉 徹
単位 4
期・曜時 通年 水2
対象学年 1(B)・2・3・4年

学習目標
 過去の世界を大きな視野でとらえ直し、大きな流れと細部を統合して理解することが目標です。
授業概要
 大航海時代は、現在のグローバルな世界が形成され始める世界史上でもっとも重要な時期のひとつと考えられています。この時代のイギリスには、後に世界の覇権を握る大帝国に成長することを予期させるものはありません。ヨーロッパ大陸の沖合にあって、さまざまな意味で生き残りをかけて闘っている一流半の国に過ぎませんでした。
 この授業では、昨年に引き続き、彼らの課題が何だったのか、そして彼らがどのようにその課題に立ち向かっていったのかを明らかにしたいと思います。
 中心になるのは新大陸との交易で、それがどのようにして新しい「大西洋世界」を構築していったのか、本国および新大陸植民地にどのような影響を及ぼしたのか、を考えてみたいと思います。
 なお授業計画に記載したのは、授業であつかう主なトピックで、この順番で説明するわけではありません。
テキスト
 用いません。
参考文献・課題図書
 授業中に指示します。
受講生への要望
 受講していて分からないことがあれば、積極的に質問してください。説明し直したいと思います。また授業中に簡単な質問をすることがありますが、間違えてもかまわないので積極的に答えてください。
 高校世界史でこの時期について学んでいない受講生は、高校世界史の教科書、参考書であらかじめ基本的知識を入れておいてください。
評価方法
 基本的には学年末試験で評価しますが、授業中、何度か知識の確認を行う予定で、その結果を合わせて調整します。
授業計画
1.昨年度の授業のまとめ(1)
2.昨年度の授業のまとめ(2)
3.新大陸交易の性格
4.新大陸交易の担い手
5.イギリス東インド会社との衝突
6.全世界に広がる新大陸交易商人の活動
7.交易と政治
8.ロンドンにおける反シティ・エリートの台頭
9.国王、議会、交易商人
10.1630年代の交易商人共同体
11.プロテスタント改革派による新大陸植民事業
12.政治化する交易商人
13.長期議会と新大陸
14.イギリス革命とロンドン市政
15.新大陸交易商人と議会派
16.ロンドン市政革命
17.内乱と海外交易商人
18.「プロテスタント帝国主義」
19.議会派政府に食い込む新大陸交易商人
20.権力の中枢と新大陸交易商人
21.共和制のもとでの交易商人社会
22.革命政府と新大陸
23.グローバルな世界と交易政策
24.交易委員会の成立
25.航海法の制定
26.イギリス・オランダ戦争
27.カリブ海域
28.イギリス東インド会社の改組
29.タバコと砂糖
30.「大西洋世界」の成立
自由記述欄
 

Copyrights 2013 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ