コード GD23-01
授業科目 国際経済学2
副題 (国際金融論)
副専攻 G1
特記事項
担当者 古川 純子
単位 2
期・曜時 後期 火2
対象学年 2・3・4年

学習目標
 国際経済学の基本的知識と理論を習得し、現在のグローバル化した国際金融情勢と政策を的確に理解できる目を養うことを目的とします。国際経済ゼミ希望の学生には今後の研究の基礎を作ります。
授業概要
 国際経済学の研究対象は、国境を越える経済取引です。その対象範囲は、大きく国際貿易と国際金融に分かれます。この講義では、そのうち国際金融と国際マクロ経済学を扱います。国際金融の理論、制度、歴史、政策や、マクロ経済およびマクロ経済政策の国境を越える影響について講義し、必要に応じてDVDなど映像資料で理解を深めます。なお、国際貿易につきましては、遠藤先生の「国際経済学1(国際貿易論)」で主に扱います。
テキスト
 岩本武和『国際経済学 国際金融編』ミネルヴァ出版、2012、¥3000
参考文献・課題図書
 授業中に適宜指示します。
受講生への要望
 グローバル経済をより本質的に理解するために理論解説にも力を入れるため、「経済学概論」や「経済理論入門」を履修済み、もしくは履修中であることが講義を理解するために役立ちます。基本的な経済用語を理解していることを前提に講義します。しかし本講義の内容が難解なわけではありません。(上記科目を履修済みでないと登録エラーが出るわけではありません。疑問がある場合は担当者に相談してください。)
評価方法
 期末試験重視。出席や提出物提出状況などを加味して総合的に評価します。
授業計画
1.イントロダクション グローバル化の現状と国際金融の考え方
2.国民経済計算と国際収支統計
3.国際収支表と国際投資ポジション
4.外国為替市場と為替レート
5.デリバティブとは何か
6.為替レートの決定理論
7.経常収支の調整理論
8.マンデル=フレミング・モデル
9.資本移動の理論
10.戦後国際金融体制の成立としくみ
11.国際金融市場の発達とブレトンウッズ体制の崩壊
12.金融自由化とカジノ化する国際金融市場
13.EUとユーロ
14.恒常化する国際金融危機
15.期末試験
自由記述欄
 

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