コード GF12-01
授業科目 国際コミュニケーション論
副題 (現代社会とメディア~グローバルなメディアリテラシーのために~)
副専攻 G1
特記事項
担当者 仲居 宏二
単位 4
期・曜時 通年 水2
対象学年 2・3・4年

学習目標
 メディアの世紀と言われる現代社会、其の状況について概観し、歴史的、現代的な課題を考察し、さらにメディアの諸問題を論じながらメディアとの付き合い方、メディアリテラシーの涵養に資するものとする。
授業概要
 新聞、放送、出版などのマスメディアの現状、役割、その大きなパラダイムシフト、それらがどのようなルールで実施されているか、さらに社会にもたらす影響や諸問題などをケーススタディーしながら進める。
テキスト
 後藤将之著『マス・メディア論』有斐閣コンパクト
参考文献・課題図書
 菅原明子著『メディア・リテラシー』岩波新書
 他に随時提示する。
受講生への要望
 身近なテーマだけに一般論やアマチュア論に陥る傾向がある。具体事例などを検証しながら問題を深化させる態度と検証する熱意が必要。
評価方法
 中間テスト、期末テストのほかリアクションペーパーや出席などで総合評価。
授業計画
1.メディアの発展の歴史、役割、状況の変化
2.オールドメディア、ニューメディア
3.状況の変化における課題、問題
4.各メディアの属性1(放送)
5.各メディアの属性2(新聞)
6.各メディアの属性3(出版)
7.各メディアの属性4(広告)
8.各メディアの属性5(映画、音楽、ビデオグラム)
9.各メディアの属性6(新規メディア=デジタル化)
10.メディアと国家1.(報道、取材の自由)
11.メディアと国家2.(性表現の問題)
12.メディアと国家3.(情報保護と公開)
13.メディアと国家4.(流通、広告)
14.メディアと国家5.(放送の自由、免許制度、公平原則、国際化)
15.中間テスト
16.規制とガイドライン1.(表現の自由の原則論、中立論)
17.規制とガイドライン2.(自由と責任、どのようにルール化いるか)
18.規制とガイドライン3.(編集権とは何か、自立論の意味)
19.規制とガイドライン4.(プライバシー問題、保護と規制)
20.規制とガイドライン5.(差別表現、言葉、言い換え、造語など)
21.メディアリテラシーとは(その意味や定義、教育など)
22.番組制作プロセス(番組はこうしてつくられる)
23.ケーススタディー1.正確さをもとめる(捏造、再現、やらせなど)
24.ケーススタディー2.公平、公正とは(公平原則をどのように実現)
25.ケーススタディー3.人権尊重とは(名誉、プライバシー、肖像権など)
26.ケーススタディー4.差別の内在性とは(言葉の置き換え、言い換え)
27.ケーススタディー5.事件、事故の問題(犯罪報道、実名匿名)
28.ケーススタディー6.政治経済の課題(選挙報道、世論調査)
29.セーフティーネット 報道被害、救済、受け手の行動など、その機関
30.期末テスト 記述試験
自由記述欄
 

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